石尾台のどの町内会でも、各戸の玄関先に防犯を呼び掛ける標語が吊り下げてあるところが多いようです。
文字が消えかかっているのもあります。うちの町内でも、「不法行為 隣人と警察 即時対応」という、日本語としては漢字が多すぎる、ちょっと変わった標語が掛かっていますが、かなり老朽化しています。
軒並みに同じ標語が並んでいると、「この町内会は防犯意識が強そうだ」と抑止効果が期待できます。しかし、老朽化していると、「昔は防犯意識が高かったが、今は低い」と白状しているようなものです。うちの町内会のように漢字表記の目立つ標語では、「当町内会は不法行為を起こすのは中国人だと考えています」とのメッセージも発信していることになりかねません。
そこでおじいちゃんは、最近よく使われている文案のサンプルを提供してもらおうと思って、高蔵寺幹部交番に相談に行きました。そこで聞いたことは・・・
愛知万博が開催された頃(2005年)には、空き巣狙い、特に中国人の窃盗団が横行していました。そこで防犯ポスターを各町内会で作って配ることが広く行われた、とのことです。
最近は鍵の性能も上がり、当時のように空き巣狙いも多発はしていません。春日井警察署の生活安全課に問い合わせてもらいましたが、文案のサンプルを提供することもしていない、とのことです。
そこで、先月の町内会の役員会で、
① 現状の文案で更新する
② これを機会に全廃する
③ 別の文案のものを作って全戸に配る
④ 希望者のみに配る
の4案について話し合いました。
今月の役員会では、「不審者を見たら警察に通報」とか、「人を見たら泥棒と思え」のような「防犯効果」が高そうだけれど「トゲトゲしい」ものか、「防犯効果」は低くても「ソフト」なものにするか、話し合いました。つまりは、どんな雰囲気の町内会にしたいのかです。
結果、「みんなで作る 安全安心なくらし」とし、町内会の名前と警察を並べて書添えることにしました。これで、「町内会と警察が協力して安全安心な生活を守ります」というメッセージを発信します。また、緊急時にすぐに警察に電話できるように電話番号を載せました。
役員会の翌日、高蔵寺幹部交番・春日井警察署生活安全課と打合せをしました。