消費税が10％になると住宅資金も大きく影響を受けるので要注意です

現在8％の消費税は、いずれ10％へと引き上げられます。ただし、その時期が2019年10月まで再延期されることになりました。今後の法令改正によって変更となる可能性もありますが、現在の法令によると、消費税が上がる半年前に契約していれば、引き渡しが消費税アップ後であっても、現在の8％が適用されることになります。というのも、家づくりでは、費用を一度に支払うことはなく、通常、工事請負契約時に総額の3分の1、上棟時に3分の1、引き渡しの際に残りを支払うケースがほとんどです。家の工事中に消費税が上がると、最初の1回は8％で、残りの2回は10％といった複雑な事態になることも考えられますので、そうならないように、消費税率は工事請負契約時を基準に統一されることになりそうです。今後、法令が改正されることもありますので、消費税が上がる前に家を買いたい人は、今後の動向を注意深くチェックする必要があります。ちなみに、消費税は「商品」と「サービス」にかかる税金です。住宅の場合、課税の対象となるのは、木材や建材、システムキッチンやユニットバスなどの「商品」と、工事費や契約時の手数料などの「サービス」になります。商品でもサービスでもない「土地」には、消費税はかかりません。