大葉のこと | 本法寺凡夫日記

     

    ホーホケキョ。ここ本法寺でもウグイスの鳴き声が聞こえました。
    今日もYさんと草むしりです。あともう少しで裏の方はきれいになります。
    Yさんは秘密兵器を持ち出してきました。ハンディタイプの火炎放射器です。これで裏の西側一帯を、消毒をかねて焼きつくし、そこに大葉を植えるのだそうです。大葉といえば、昨年夏に、田島上人が腕に大葉を貼りながら、ダイニングでお料理を召し上がっていた光景が思い浮かびます。
    というのも、田島上人は毎年2月に、焼身供養をなさるのです。
    僕もまだ拝見したことはないのですが、焼身供養というのは、腕にろうそくを立てて、それが消えるまでご祈祷する供養のことをいいます。毎年ひどい火傷を負い、治るのに半年以上もかかるそうです。そしてようやく治ったと思ったら、また焼身供養の時期がやってくる…。
    田島上人はご高齢でいらっしゃるのに、これは自分に課されたことだから死ぬまで続けるとおっしゃっています。
    Yさんが、それならば一刻も早く傷が癒えるようにと、薬草の大葉を育てます。
    僕もその大葉の効き目がありますようにと念じながら、草をむしります。