『学校給食への要望』についての回答 | 石巻 ・子どもの健康と未来を守る会のブログ

石巻 ・子どもの健康と未来を守る会のブログ

~ 10年後も子どもの笑顔とともに ~

先日お知らせした、衆議院議員石山けいきさんとのミニ集会で、私たちが出した学校給食への要望について、回答がきました。



○ 内部被曝ゼロを目指してほしい。


(答) 食品の安全については、基準値を超えるものが出回らないよう、出荷段階で検査が行われています。このことを前提としつつ、より一層の安全、安心の観点から、これら検査体制に加え、さらに学校給食の検査に関する事業を実施。



○ 検査済みの食材を入れて欲しい。


(答) 学校給食の放射性物質の検査については、平成23年度第三次補正予算において、東日本の17都県を対象として、学校給食の食材を検査する機器の整備を支援。宮城県については、5台を整備。また、平成24年度予算では、全国を対象として、学校給食における一食全体について、提供後の検査を継続的に行う事業を実施することとしてしている。



○ 汚染が予測される食材ははじめから使わない。また、使う場合は、測定し、安全を確認する。


(答) 学校給食において、どのような食材を使用するかは、学校の設置者である教育委員会等が判断すべきものであり、保護者の声や地域の実情も踏まえながら、ご判断いただくもの。



○ 宮城県石巻市、角田市で実施された学校給食モニタリング事業は継続して欲しい。


(答) 平成24年度における当該事業は、宮城県教育委員会の要望を踏まえて対応していきたい。



○ 使用する食材の放射性物質をできる限り除去する為の、洗浄、加工をマニュアル化して欲しい。


(答) 学校給食についても市場に出回っている食品をしており、洗浄、加工マニュアルを作成することは考えていない。


※なお、独立行政法人放射線医学総合研究所の「放射線被ばくに関するQ&A」によれば、「野菜を洗う、煮る(煮汁は捨てる)、皮や外葉をむく、などによって汚染の低減が期待できる」とのことである。


以上、 文部科学省 スポーツ・青少年局 学校健康教育課 学校給食係からの回答でした。



少しでも放射性物質を懸念するものであれば、納得のいく回答ではないと思いますが(^_^;)、


『学校給食において、どのような食材を使用するかは、学校の設置者である教育委員会等が判断すべきものであり、保護者の声や地域の実情も踏まえながら、ご判断いただくもの』


というところでは、これからの私たち保護者の頑張りで良い方向へもっていくのは、そう難しい問題ではないかもしれません。


この他に、『瓦礫処理』についても質問をし、これについては環境省から回答を頂きました。また後日、お知らせします。


tamakiでした。