東日本大震災の発生から3年となるきょう天皇皇后両陛下が出席されて、政府主催の追悼式が開かれ、午後2時46分の地震の発生時刻にあわせて全員が黙とうをささげました。
 天皇陛下は「被災地においては、人々が厳しい状況のなか、お互いの絆を大切にしつつ、幾多の困難を乗り越え、復興に向けて懸命に努力を続けてきました。また、国内外の人々がこうした努力を支援するため、引き続きさまざまな形で尽力していることを心強く思っています。被災した人々の健康が守られ、どうか希望を失うことなくこれからを過ごしていかれるよう、長きにわたって国民皆が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います」とおことばを述べられました。
 3年前、私は鹿嶋市役所の職員として市民の安全確保、そして被災地への支援に取り組んでいました。国会で議席をお預かりし、さらに東日本大震災復興特別委員会の理事を拝命して、微力ではございますが、被災地復興に向け、力を尽くしています。
 しかし、現在も約26万7000人の皆さまが避難生活を強いられ、2,633人の行方がわかっていないのが現実です。災害公営住宅の建設の遅れ、人口流出や事業所の減少に伴う雇用確保の難しさ、被災者の心のケアなど復興への課題は山積しています。
 一つひとつの課題への取り組みを続け、皆さまが「笑顔で暮らせる」ことができるよう改めて自分に言い聞かせました。