息子の本当の成人式
昨日、息子石村嘉成は30歳を迎えました。
多くの方にお祝いのメッセージをいただきましたこと、
心よりお礼申し上げます。
息子が2歳半から、妻は彼の将来を考えて、厳しい療育を一生懸命行いました。
しかし自閉症の療育はなかなか大変で、
昨日までできていたことができなかったりと、3歩進んで2歩下がり、2歩進んで3歩下がりの繰り返しです。
一生懸命療育をすればするほど、落ち込んだりストレスが溜まります。
そんな時にいつも私は妻に、
「嘉成は嘉成のペースでええや。
嘉成が30歳になった時に、みんなの20歳に追いつけたらええや」
と言って励ましていました。
昨日息子は、亡き妻と約束した30歳になりました。
私にとっても、とても感慨深い日になりました。
私たち夫婦にとって、息子に計画していた成人式でした。
妻と一緒にお祝いしたかったです。
約束した二十歳になれたかな?
生活面ではまだまだ二十歳になれていませんが、
二十歳ではなかなかできないこともやっています。
少しだけ胸を張って、
亡き妻に報告しました。