個展でお客さまからいただいたエプロンとポストカードです。



     基礎学習

  国語


   ①  絵カードマッチング

 机上に2枚1組の絵カードを並べ、ペアを選ばせる。(図1)



トランプで言えば表面の“神経衰弱”。カードが5cm✖️5cmと小さめで、

カラフルな色、かわいい絵に、嘉成も興味を引かれ、席から立たずに注目していた。

しかし、同じカードを見つけるというルールには気付かず、

自分の好きなカードを取り、「イー」と言いながら、

手先で揺らしたり、カードをかき混ぜていた。


 最初は3組(6枚)机上に出し、「いぬといぬ、同じ」と嘉成の手を取り、

カードを重ね合わせ、横の箱に入れていく・・・ということをカードの枚数を少しずつ増やしながら、続けていった。

当然、椅子からずり降りようとしたり、カードを投げたりしていたが、押さえつけてでも手を取り続けるうち、

私が手を添えなくても自分からマッチングさせていくようになる。


この課題は一番最初に取り組んだ記念すべきもので、今(息子3歳10ヶ月)でもぼろぼろになったカードを見ると、

学習を始めた頃の、大暴れだった嘉成を思い出し、懐かしい。


 半年後には名詞もかなり覚えて、30組くらいのカードの中から指示したカードを取り、

ペアも探して箱に片付けるようになった。




 これからも、

決してぶれることなく行った母親の療育が、

自閉症のお子さんを持ち、悩んでいる方、

あるいは普通の子育てにも、子どもとの向き合い方等、

少しでもお役に立てることを願って、

この記録の投稿を続けていきます。