その4の歯磨き 続きです。


 いつまでも赤ちゃん扱いをしていたのでは、大きな赤ちゃんを育てているだけ。

子どもは自分でできた時の嬉しさも経験することなく、どんどん手の使えない子になってしまう。

今は子どもの機嫌をバロメータにせず、とにかく継続した積み重ねが大切なのだと実感している。



  手を添えて    部分介助       言葉での指示          一人で

  いっしょに  ➡️                           ➡️   (介助を最小限に)               ➡️ できるように

    

    

 また、嘉成の場合、絵本好きを生かして、生活習慣をテーマにした絵本を読み聞かせた事は、

実生活と重ね、模倣する力が少しずつ育っている嘉成の芽生えに結びついたと思う。

 今後は、この1年であまり取り組めなかった偏食の改善や入浴時一人でできる事を増やしていきたいと

思っている。





重度の自閉症の息子が、個展でこんなおもてなしをできるようになったのも、

すべて幼年期の、母親の血の滲むような(本人談)療育のおかげであることは、

間違いありません。