息子3歳時の母親の記録より


     歯磨き


 現在(3歳11ヶ月)、耳鼻科に通院中で治療時大暴れしているので、この上歯科受診をする大変さを想像すると、

虫歯だけはなって欲しくない一心で、どんなに嫌がろうと就寝前の歯磨きだけは続けてきた。

一文字に結んで開けようとしない嘉成に口をねじ開け、蹴られても叩かれても押さえつけながら毎日続ける。


 3歳半近くになると、嘉成の好きなぬいぐるみの口に歯ブラシを当て、「しまじろうも歯磨き上手」としているのをおもしろがり、自分でもいろんなぬいぐるみに歯磨きする真似を始めた。

この頃から、前は歯ブラシをくわえて遊ぶだけだったのが、歯を磨く手つきになり、

仕上げ磨きの時も自分から口を開け、

私が歌う『歯磨きの歌』にも笑って反応するようになってきた。


 最近はこぐまちゃんシリーズの本より、「ぼく ひとりで はみがき できるんだ」のフレーズを

洗面所の前で言うと、踏み台にのって、歯ブラシを取り、

進んで歯磨きをしている。


 “身の回りの事を自分でする” 

 このような事は、3歳児であれば無意識に模倣しながら、

親が手出しするのも嫌がるほどだ。


 2歳半でトモニのセッションを受けるまでは、「言葉を理解しないこの子に無理矢理させるなんて…」

とトイレット・トレーニングも積極的にすすめる気になれず、

泣いて嫌がるようなことはもちろんしたくない。

衣服や靴の着脱だって、親が当然のようにしていた。



亡き母親の記録を読み返すのは、

今日はこれまでにさせてください。

この続きは次回に。


明日と明後日で、息子の長かった個展が終了いたします。

コロナの感染者も過去最高を更新する中でも、

息子と毎週末、そしてお盆休み、毎日在廊することができました。


そして全国から多くの方に来ていただきました。

最後まで無事に開催できることと、

みなさんに楽しんで、喜んでこんでいただけることを祈って、

明日明後日と息子と在廊します。


よろしくお願いいたします。