たばこの税金を、たばこを吸う人のためだけに使え。

さんざん聞いてる訴えですが、ピントが定まらない。どうやって「たばこ吸う人のためだけに」使えるの?です。自民党は「たばこ税上げるだけ」なのかと思ったら今日の論文は民主党です。「鳩山政権のときのたばこの適正価格」について書かれてあります。「たばこを吸うことによって発生する町の清掃費や医療費による支出が税収入を上回っていて、たばこ税単体で見ると赤字になっているという」。ご興味のある方は全文をお読みになっていただきたいのですが、税金の入口はひとつで出口はバラバラ。医療費が高騰する中でたばこを吸っている人の税金も医療費に組み込んでいます。はんで押したように「がん予防」の医学的見地を味方につけての禁煙促進です。

私はたばこを吸っている人が、吸わない人から敬遠されない社会を作りましょうといっているのであって、たばこをもっと吸いましょうと励ましているのではありません。

そこんところをよく考えてみましょう。こんな差別社会は嫌でしょ?たばこ辞めるときは本人が個人で考えて辞めるのですから、それまでの間パーフェクトクリーンの環境がある社会は何なのかを考えて税金ではなくて、民間会社がもっと考えればいいんじゃないですか?



一橋大学経済学部 学士論文 :2010 年 3 月 1 日 学籍番号:2106231m

氏名:牧野真義 ゼミナール指導教員:川口 大司

「タバコの有害性と適正価格について」 :経済学部四年 2106231m 牧野真義

前書き:2009年、長く続いた自民党政権が終わり、民主党へと政権交代がされた。 鳩山新政権は財源確保のためにタバコ税の増税を提言している。タバコの増税 には賛成者が多く、その理由として、タバコが喫煙者だけでなく喫煙者の周囲 の人間にも悪影響をあたえることや、日本のタバコの価格は世界的に見て低価 格であることや、タバコを吸うことによって発生する町の清掃費や医療費による支出が税収入を上回っていてタバコ税単体で見ると赤字になっているという 理由が挙げられる。 第一章ではこのようなタバコ増税賛成者が掲げるタバコの有害性を、主に人体 に与える医学的な影響を挙げ、第二章でタバコが与える経済への影響を挙げて 考えていく。第三章では実際にタバコの適正価格の計算を、関西学院大学の河 野氏発表した計算方法を参考にしつつ、私自身の考えを入れて計算する。 しかし、タバコの価格を上げることにより消費者の負担が増えるということも 考えられる。そこで第四章ではタバコの価格を変えずにタバコの消費量を減らしていく方法についても触れることにする。