グレイスビレッジ計画を取り上げてから早いもので3年目


土地探しも大詰めです。


毎日学べる環境のグレイスビレッジ計画は、もう少し先になりますが、フリースクールは、この日も月一回のグレイスの森、課外学習です。




こぶしの花が咲き、無風で最高の天気でした。


今回は千葉市消防局の精鋭部隊、特別高度救助隊(スーパーレスキュー)の皆さんが訓練に来てくれました。




最初に副署長から特別高度救助隊の役割や、普段の活動内容などの説明がありました。


普段救助訓練を見るなんて中々無いので子供達、そして保護者の方、スタッフと、皆さんとてもワクワクして準備を待ちました。


ふっと準備風景を見に近くへ行くと…




ん?なんかリアルな人形を吊り上げてる!


「石濱さん、今日は子供達の前での訓練なので首でぶら下げずに、脇腹にしときますから」


サラッとお話しされるものの、イヤイヤこれはかなり、リアルすぎるでしょ!💦


子供達が夜、眠れなくなったら大変!💦



という事で、急遽、こんなお願いで進めてもらうことにしました。


『森の管理人の石濱さんがツリーハウスを作っていたら、木に引っかかっちゃって降りることが出来なくなり、救助を要請しました』


早速、救助隊の方もノリノリで、「石濱さん、今救助に向かっているので、もう少し頑張ってくださいね」


石濱「痛いです、早く助けてください」と、下から声を飛ばすと、子供達は大ウケ(笑)



皆んなも、石濱さん頑張って!みたいな空気になりました


ホッ!



皆んな思い思いの場所で救助活動を見守ります。




細いロープで苦しそうにしている石濱君に太い帯バンドで体にかかる負担を分散し、隊員の方が抱き抱えてくれました。


そして静かにゆっくりと下へ降ろしてくれました。




たまたま同じ色の作業着だったので、良かったです。


そして最後は隊員の皆さんと一緒に記念撮影



皆んな貴重な訓練を見学できて良い思い出になったのではないかと思います。


3年前より今は、不登校の子供達についての情報が多く取り上げられるようになりました。


そんな中、僕がフリースクールと出会って最近感じているのは、学校に行けない子供達も苦しんでいますが、その陰で実は母親が押し潰されそうなくらい苦しんでいるのではないかと思っています。


今日の一日は母親同士の情報交換の場であったり、子供たち同士の思い切り笑える交流の場であったりと、自然の森がリラックスさせてくれています。


気持ちに余裕が生まれ、前を向くきっかけになれば良いなと感じています。


グレイスビレッジ計画の土地は、地主のおばあちゃんに測量士を紹介し、今後の手続きについて説明しました。


また一歩前に進みました。