今日は少し、専門的な話です。

”高気密、高断熱”をうたい文句にした住宅の広告を
見たことはないでしょうか?

最近の住宅の断熱性能はめざましく、構造にかかわらず、
高断熱を判断する言葉で、『次世代省エネルギー基準』
というものがあります。
これは、住宅金融公庫が融資をする際に、性能が高ければ、
それ相応に融資をするため、定めた指標のようなものです。

このように断熱性能が上がると、外気温と室温との差が広がり、
その温度差のギャップを外壁が遮断するわけですが、
その外壁に負担がかかり、壁の内部に結露が生じ、壁を腐食させる
場合があります。

壁内結露の仕組みについてデータに基づいて検証したサイトが
ありました。(http://www.ads-network.co.jp/kininaru/01-/25.htm

驚いたのが、1屬寮亶僖棔璽匹鬘暇舁儖佞掘■泳腓涼羆獷烹cm角の
穴をあけます。
冬の湿気の通る量を測定したところ、穴が開いてない場合が0.3箸紡个掘
あいている場合は3箸任靴拭

この2cm角の穴は一般住宅における”すきま”を意味し、隙間のない
ところより、10倍湿気が寄る事を意味します。

これにより、高断熱の家で、冬場、換気をせず締め切りで、さらに
施工が悪く断熱材に隙間が生じていると、その部分の壁内に結露が生じ
やすい状況が出来てしまうわけです。

施工の問題は工事中のチェックしかありませんが、仕上がってしまっても
検査機関で、サーモグラフを使用して外壁の問題点を探すことは出来ます。

しかし、生活する人の日々の換気で、建物の寿命を延ばすことも出来るわけ
ですから、ぜひ心がけていただきたいものです。