認知症とうつ病って少し似ているね

どちらも脳の問題だからかな



うつ病だった友人にそう言ってみたら


「そう!そうなんだよ!」と



友人の親族は比較的長生きの家系で


認知症になっている人が多いらしい




友人がうつ病で苦しんでいた時期


いま認知症になっている親族たちに


「病は気から。気持ちの問題だ」

「そんなもの猿でも犬でもできるんだから」

「やろうと思わないからできないだけだ」

「みんなやってることだからできるはずだ」

「言い訳ばかりしてるからできないんだ」

「甘えだ」


そんな言葉を投げられたとか


本人たちは忘れてるだろうけどね




「メンタルなんて言葉を聞いたこともなかった昔の時代の人だから仕方ない」


そう友人は言っていたけれど



「猿でも犬でも理解できるかもよ。知ろうとしないから知らないだけでしょ。言い訳だよ。」


頭のなかで友人の親戚たちに嫌味を吐いた


頭のなかだけに留めたけれど


病気を盾に、また無知故に


人を傷つけるのは避けたいところ


知らず知らずやっているのかと恐ろしくなるけれど









感情のコントロールが苦手になったり


表情が乏しくなったり



うつ病の認知の歪みは

認知症のそれと共通点がある





過去の記憶を反芻して、そこに留まる



留まる場所が


1番幸せだった頃だったらいいけれど


1番辛かった頃だったら地獄だね



『幸』と『辛』の字はよく似ている


漢字だと少しの違いなのに


体現すると大きな違い




数本いじるだけで


幸せになれるもんかな






同じ話を何度も何度も何度も