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家の中には地震や災害時に思わぬ怪我に繋がるものがあります。
その中の一部が壁の掛け時計や絵画などを飾った額縁など。
今、リビングや各部屋の壁にかけてあるものの素材は答えられますか?
掛け時計や絵画などの額縁は揺れで落ちてきて頭や身体にぶつかって怪我をする可能性と、落ちて割れるものだと避難路をふさいでしまったり、破片を踏んで怪我に繋がることがあります。
もし割れるガラスなどの素材なら、防災ガラスシートを貼って対策しましょう。
模様替えをするときがあればアクリル製やプラスチック製の割れにくいものにするのはどうでしょうか?
今回は掛け時計や絵画の額縁を取り上げましたが、家の中にどれくらい割れるものがあるかを把握しておきましょう。
身の危険になりそうなものは、処分や片づけをすることも必要です。
事前に対策をしてすべてを想定内に!
片づけの仕方をいくらお伝えしても腰の上がらない方にこれから数回“決心のつけ方“をお伝えしていきます。
まず、外から帰ってきて家に入った瞬間に「気持ちいい」と感じたり、やっと帰り着いたのに「どよ〜〜ん」としてしまうことはありませんか?
家には何かしらのエネルギーが宿っています。それが住む人に何かしら影響を与えているのは確かです。
自分が気持ちがいい、早く帰りたいと思うようにすればいいのです。
例えば、玄関先の枯れた観葉植物やほこりのかぶって造花や小物。色褪せた絵の入った額をそこから無くしてしまうのも一つの手ですよ。
今年に入ると同時に地震災害に見舞われた石川県。6月には震度6弱の大阪での地震。7月には、西日本豪雨による河川の氾濫、土砂災害…。記憶にも新しい8月8日の南海トラフ地震臨時情報の発表…。
今や自然災害は他人事ではなくなってきました。
家で死なない対策を!まずは72時間を生き延びよう!
「防災の基本は、地震を想定して行います。」
とライフオーガナイザーでもあり防災アドバイザーの岡部梨惠子さんはおっしゃっています。
岡部さんは2011年東日本大震災で被災され、以来その実体験を活かし防災に関する講演セミナーを各地で行っています。
前触れもなく、突然起こる地震に備えておけばほかの自然災害にも応用がききます。
まずは備蓄で72時間(3日間)を乗り切る在宅避難ができる家づくりを考えましょう。
災害後72時間は人命が優先されるので、救援物資などは届きません。
もしもにそなえ7日間以上の水や食料の家庭備蓄が望ましいとされています
日ごろから1週間分の食料を備蓄し、食べたら補充する「ローリングストック法」を実践しましょう。
- ◯1週間分の食料&水(食料は最低でも3日分)まる
- 1週間分のうち3日分を見えるところに置き、残りは収納してもOK。
- ただし、すぐに、取り出せるように片づけの習慣 を。
- ◯米5キロ
- 常温で保存できるし、家族4人なら1日3食食べても 2週間分ある。
- ◯カセットコンロ&カセットボンベ
- ライフラインが止まっても調理できる。
- カセットボンベ1本は、強火なら約1時間使える。
- 調理バサミなども併せて準備。
明日来るかもしれない災害に備えてこの機会にご自宅の食料や備品を確認してはいかがでしょうか。
毎日暑いですね。
水分・塩分補給を忘れずにお過ごしください!
今、この暑い時にでも片づけられるところ(場所)があります。
それは、リビングや食卓のあるダイニング(台所)です。
なぜかと言うと、一番エアコンをつけている時間が長いところだからです。
片づけだって汗を流しながら、熱中症になりながらやらなくていいです。
さて、どこからやるかというと、引き出しの一つからです。
今その目に入った引き出しには何が入っているかすべて答えられますか?言えませんよね?
では、そこからやっつけましょう!
まずは全部出してください。←片づけの第1のルール。
第2は使うものだけ残す(使わないモノはこれを読んでない人にあげる)。笑。
今回、高齢のお客様のおうちに工事に行かせていただいた時に思ったこと。
そのお客様は「何でも覚えとるつもりでもすぐにどこに置いたか忘れてしまうんよ~」と少し嘆いた感じでお話しくださいました。
それを防止するにはどうしたら良いか
・絶対にちょい置きをしない!
・一度手に持ったら頑張って定位置に戻す!!
・トイレに行きたかったら持って行く!!!
くらいの勢いで、手から絶対に離さないこと!
みなさん、ちょっと置くつもりで、ちょっと人目に付かないようにするつもりで、自分の目にも付かなくなくなるのですから~
<オマケ>
廊下のもの掛けの位置が高いとおっしゃっておられたので、オマケ工事で下げてさしあげました(*^^)v
新生活にもだいぶ慣れてきた頃ででしょうか?
自分や家族が新しい生活時間で動くようになったら、色んなモノの位置が変わってきます。
何かを習い始めたり、小学校から中学校などと行き先が変わったり、仕事先が変わったり時間が変わったり、どこかに通所するようになったりした時です。
そういったタイミングをチャンスに、モノの位置を見直して、快適でストレスのない場所にモノを引っ越しさせてみてくださいね。
それが“モノの住所を決める“ということです。
この度井原市にて、ほとんどが男性というシチュエーションでお話しする機会に恵まれました。
お片付け講座って、大体は片づけが苦手な女性が多いのですが、せっかくの機会なので、今回は男性へ向けてお願いしたいことをお伝えできました。
私は何をお伝えしたかというと、
「使えるかもしれんけぇ取っとけ〜」
「片づけ〜」を言わないようにです。
“片づけ〜“と言われながら“取っとけ〜“と言われるのは、おかしくないですか?
あと“片づけ〜“と人には言わずに自分がしてください、とお伝えしました。
よろしくお願いします。
おうちが狭くなって増築・リフォームをお考えの方
ぜひ今このチャンスに、モノの持ち方を考えてください。
本当に狭いのでしょうか?
それはモノが増えたのではないですか?
必要としている部屋がない?
モノが詰まった部屋があるならを整理整頓してみませんか?
その中に何十年も眠っているモノはないですか?
そのモノはいつ日の目を見るのでしょうか?
処分したり誰かにあげたりするのは勿体ないですか?
よっぽどお金をかけて増築・リフォームする方が勿体ないです。
今一度、お部屋の使い方を考え直したり、家中のモノの量を洗い出してからリフォームが本当に必要か考えてみましょう。
本・雑誌の片づけ方
本…地震が起きた時に高いところから重い本が落ちてくるとそれは凶器になります。
何十年も開いてない本はありませんか?
処分したくないなら段ボールに入れて、生活していない部屋に移しましょう。
雑誌…気づいていますか?
月間雑誌は内容が最新に更新されて毎年同じ記事が掲載されています。
手元に保存したいなら、現在から1年前までにしましょう。
ちなみに、雑誌の内容はインターネットで検索すれば雑誌以上に詳しくわかることが多いですよ。
いざというときのために整理・処分しておきましょう。