石川県の郷土料理に「いか飯」があることを以前紹介しました。もちろん、北海道で作られる「いか飯」と同様に、スルメイカを使ったものです。
手間がかかるので自分で作ることはなかったのですが、秋口に獲れる手のひら大のアオリイカを使って自作しました。
タイトルには「高級いか飯」としましたが、秋口の小型アオリイカはお手頃価格で、近年高騰しているスルメイカと似たようなものです。高級とは言えないのかもしれませんが、アオリイカと名前がつくと高級というイメージをあるので・・・・。
アオリイカの「いか飯」
「いか飯」のレシピを見ると、けっこう手間がかかります。それと、せっかくアオリイカを使うので、その味を最大限残したいと考えました。そこで、自分なりに簡単レシピを考えてみました。
①内臓を取り除き胴体と腕を別々に冷凍しておいたアオリイカを解凍します。
②腕の部分を刻み、醤油・みりん・酒で煮込みます。
③炊飯器でもち米を炊き、ボウルの中で②の腕と適量の汁を合わせます。
④胴体の中に、③のもち米を八分目ほどつめて爪楊枝でとめます。
⑤残った②の汁の中で④を10分ほど煮込むと出来上がりです。
いか飯の断面を見るとわかるように肉厚です。もち米をあらかじめ炊いておくことで、煮込み時間を短くできるので、アオリイカの食感と味が抜群?です。ものぐさの勝利ですね。
アオリイカの「いか飯」
胴体に詰め切れなかった腕ともち米は、刻んだネギをのせてそのまま食べます。これも変形「いか飯」ですかね。美味しくいただきました。
変形「いか飯」