ホタルイカの色彩感覚 | 能登のさかな

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能登は四季折々にいろんな魚が水揚げされます。お魚屋やさんではみられない魚も海辺や市場に行けば沢山みることができます。そんな魚たちを紹介していきたいと思います。

 先日、スルメイカの色彩感覚について書きましたが、その際「色彩感覚に関わる視細胞を持たない」と紹介しました。

 

 しかし、イカ類すべてがそうではありません。ホタルイカは3種類の視物質を持っていることがわかっています。

びっくり

 

ホタルイカ

 

ホタルイカの眼

 

 確認されている3種類の視物質は、レチナール・3ーデヒドロレチナール・4-ヒドロキシレチナールです。それぞれの吸収極大波長は、484nm・501nm・471nmです。

 

 波長で言われても色彩感覚をイメージできないですよね。可視光線の波長を色別に区分すると、

 紫:380~430nm

 青:430~490nm

 緑:490~550nm

 黄:550~590nm

 橙:590~640nm

 赤:640~770nm

となります。

 

 ということは、青緑(484nm)・緑(501nm)・青(471nm)の3色を区別する色彩感覚をホタルイカは持っていると言えるのではないでしょうか。

 

 色彩感覚を持っていると言っても、人間の色彩感覚とは異なっていることがわかります。陸上と海中では違うのは当たり前なのかもしれませんが・・・。

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