オニオコゼは、青森県から九州に分布するオニオコゼ科の一種です。水深200m以浅の砂泥底に生息し、全長30cmほどに成長します。
いろいろな体色のオニオコゼがいますが、一番多いのは黒っぽいタイプです。
オニオコゼ(黒っぽい体色)
他には、白っぽいものや紫っぽいものもいます。数は少ないのですが、黄色っぽいものや赤っぽいものまでいて、体色変異の多さに驚かされます。
オニオコゼ(白っぽい体色)
オニオコゼ(紫っぽい体色)
オニオコゼ(黄色っぽい体色)
オニオコゼ(赤っぽい体色)
実は、体色と生息水深の間には関係があるそうです。岡山県水産研究所のHPに、「浅い場所に生息する個体では黒褐色、深場に生息する個体では赤、または黄色を呈して」いると書かれています。確かに浅い砂泥底だと、黄色や赤色は目立ちすぎかもしれませんね。餌となる小魚が寄ってこないのかも!