トリガイは、七尾湾で獲れる超高級貝です。天然資源が減少する中、漁業者が取り組んだのは養殖です。
栄養豊富な七尾湾内で稚貝を箱に入れて海中に吊るし、手塩にかけて育てた貝がブランド品の能登とり貝です。トリガイとしては大型で甘味が強く、至福の時間をくれる食材なんです。
能登とり貝
そう簡単には食べられない貴重な能登とり貝ですが、5月27日~6月11日は能登とり貝フェアで県内13の寿司店で食べることができるんです。
県内で加盟する寿司店が「百万石の鮨」という特選10貫セットを提供しているのですが、これとコラボレーション企画で能登とり貝フェアが実現しました。
七尾市内からは「能登すしの庄信寿し」がフェアに参加していたので、早速予約して行ってきました。
シャリが完全に隠れる能登とり貝の一貫が寿司下駄にのって出てきました。うわさに違わぬ上品な甘味は、記憶に残る一貫でした。贅沢を言えばもう一貫食べたかった。
能登とり貝
残りの9貫は、あじ・ばい・中トロ・さより・甘えび・あかにし・しろえび・ひらめ・いかが皿に盛られ、目にも美しい出来栄えです。いずれも美味しくいただきました。大満足のラインナップです。
百万石の鮨(9巻)
しかも、「百万石乃白」という石川県が開発した酒米を使った酒が先着15名に提供されるというおまけつきです。その15名の中に運良く入り、大吟醸の「遊穂」をグラスでいただきました。のどごしすっきりでフルーティな味わいでした。
セット価格が3,800円とリーズナブルです。金沢市内では12店舗が参加しているので、お近くでしたら行くことをお勧めします。