サザエの真珠層 | 能登のさかな

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能登は四季折々にいろんな魚が水揚げされます。お魚屋やさんではみられない魚も海辺や市場に行けば沢山みることができます。そんな魚たちを紹介していきたいと思います。

 サザエは沿岸の岩礁地帯に生息しているせいか、岩肌と似た色をしています。

 

岩礁地帯のサザエ

 

 そんなサザエですが、殻の内部には真珠層があります。酸を使って表面を削った土産物を見かけることはありますが、砂浜できれいなサザエの貝殻を見つけました。

 

 波にもまれる間に砂がサンドペーパーの働きをして削り取ったのでしょう。宝石のような貝殻になっていました。

ガーンガーンガーン

 

真珠層が見えるサザエの殻

 

真珠層が見えるサザエの殻

 

真珠層が見えるサザエの殻

 

 貝殻は炭酸カルシウムの結晶と少量の有機質で構成されています。真珠光沢は平板状結晶が重なってできた層状構造がもたらす干渉色だと言われています。

 

 原理はともかく、こんなきれいな色が隠されているなんて生物の奥深さを感じずにはいられません。とは言え、きれいという感覚はあくまでも人間によるものですが・・・。

笑い泣き笑い泣き笑い泣き