清瀬市の新年度予算の特徴(2) | 清瀬市議会議員  石川秀樹のブログ

清瀬市の新年度予算の特徴(2)

予算の性質別で清瀬市の特徴を読む

清瀬市の一般会計予算を「性質別」で分類してみると、多摩の他の街と比較して極端な数値が現れます。
平成27年度一般会計予算の総額は約285億円。
■人件費 47億円のうち37億円は正規の公務員の給与で、残り10億円が嘱託職員など非正規職員の給与。人口一人当たりで比較すると多摩26市中3位。清掃や学校給食の調理などの技能労務職の職員が他市よりも多い。
■扶助費101億円。生活保護費や児童手当など、社会保障制度の一環として、生活困窮者、高齢者、児童、心身障害者等に対して行っている様々な支援に要する経費。多摩26市中2位。
■公債費 借金の返済額。多摩26市中3位。
■物件費 ごみ収集業務を民間に委託する際の委託料や、事務用品などの購入の費用。多摩26市中26位。他市ではすでに委託されているごみ収集業務のうち、清瀬市では空き缶・空き瓶の回収業務は市の職員が直接行なっているので物件費が低い。
■維持補修費 7600万円。多摩26市中25位。公共施設を建てても計画的な修繕に回す費用がないために、雨漏りがしてから防水工事を行なうことになる。市役所の給水機能も老朽化しており、月曜日の朝は職員が水道を10分以上出しっ放しにして赤水を抜いている。