「市議会レポート」 議員定数削減に賛成します | 清瀬市議会議員  石川秀樹のブログ

「市議会レポート」 議員定数削減に賛成します

「無所属の会 清瀬市議会レポート」から
1月に配布したレポートですが、ブログにupするのをすっかり忘れていました。
議員定数削減については陳情・議員提出議案が継続審議中です。
それに加えて住民による直接請求があり、2月下旬に予定されている臨時議会で議案として諮られる予定です。
以下は1月現在時点の文章ですが掲載します。



 清瀬市議会の議員定数を22名から20名に削減する内容の陳情と、議員提出議案が9月議会に提出されました。
 9月議会では審議を深めるため継続審議となり、12月の議会でも再度継続審議となりました。市民による同趣旨の直接請求の署名活動も始まっており、この直接請求が成立すれば市長は臨時議会を招集しこの案件を議会に諮らなければなりません。

 私は議員定数の削減に賛成しています。削減に反対する方々の意見としては、議員の数が減ると住民の声が届きにくくなり、議会の機能が低下するというものがありますが、定数を削減しても今の状態では議会の機能は低下しません。私が議員になってから26名→21名(現在欠員1名)に減員されてきましたが、ひとり当たりの議員の労力が増えて苦労したという話も、議会の機能が低下したという話も聞いたことがありません。
 1委員会あたりの人数が減ると審議に支障をきたすと考えるなら、自治法改正で可能になった「一人が複数委員会に所属」する方法で委員会を再編すれば済む話です。
 住民の声をもっと広く集めるなら議会に付属機関としての市民参加の審議会を作り、多様な意見を持つ人に議論してもらう方法も可能です。
 名誉職として本業の片手間に議員職をこなす人が大勢いる議会よりも、せめて任期中は議員職に専念できる人材が集まる少数精鋭の議会のほうが期待できます。
 議会改革は議会の機能を高めるための改革です。定数を減らしても機能を高める方法はいくらでもあります。一方で定数を2名削減することで最低でも1500万円以上の費用を削減できます。この費用をインターネットによる審議の公開や、議員研修の講師料、議員の政策立案のための事務局機能の充実に充てたほうが、議会の機能の向上にはよほど効果があると考えています。