未来は誰も分からない。 | Ishikawa2020のブログ

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今日七月二十一日は本来なら東京オリンピックの三日前でした。しかしこのコロナ禍で来年七月二十一日になりました。去年の今頃自分が今年の夏のことを考えていたことを思い出しました。「きっと来年の今頃は日本中はお祭り騒ぎなんだろう」「オリンピックを契機に景気が向上するかも」など色々な想像を巡らせていました。しかし今年に入ってからの新型コロナウイルスでオリンピックの延期はおろか、日本いや世界の姿が一変してしまいました。

 今の日本や世界の状況を去年の今頃誰が予想できたでしょうか?今ベストセラーになっている本「ファクトフルネス」の中に著者ハンス・ロスリングは今後心配すべき五つのグローバルなリスクの中の最初に感染症の世界的な流行をあげていました。去年からこの本はベストセラーになっていましたが、まさか今年にそのことが起きるんじゃないかと怖れた人がどれだけいるでしょうか?自分はほとんどいなかったんじゃないかと思います。

 三日前金沢城公園で鼠多門・鼠多門橋が復元され尾山神社の後ろから金沢城公園に出ることが出来るようになったそうです。今年に入ってからこのコロナ禍でも金沢城の復元の他に金沢港クルーズターミナル、秋には国立工芸館のオープンがあります。

 石川県、金沢市はこれまで観光客誘致にいろいろな施設を整備、建設してきました。茶屋街の整備、金大付属小学校跡地に金沢21世紀美術館、とどめは長年誘致に地元政界、経済界の悲願だった北陸新幹線でしょう。谷本知事が自分で石川は観光立国と言ったように何十年もかけて石川県は観光客を誘致する為様々なものを作ってきました。

 しかしこのコロナ禍でせっかく作ったり誘致した施設はガラガラになっており、今まで何年もかかって作ったものが人が来ないため機能していません。これまでの石川県知事の谷本知事の発言を見ても今までやってきたことが

この状況下で通用しないということで何をしていいのか分からない、分かっていないような感じが県民に伝わっているんじゃないかと思います。まあこれは石川県だけじゃなくて日本中、世界中でも言える事ですが、石川県の経済の場合長年観光に力を入れていたことがこのコロナ禍では皮肉な結果を招いるんじゃないかと感じてしまいます。未来は誰もわかりませんが、この状況で今までの石川県の観光一辺倒みたいな体質が変わるのか変わらないのか気になります。

 明日からGOTOキャンペーンが始まるようですが、どれくらい観光や旅行業界に経済効果があるのかまだ見えてきません。未来は誰もわからないですが、今何をすべきか一日一日考えて積み上げていき未来への見通しを作っていくしかないと思います。