2Bでも、A2でもなく、
二号。
「ヨルハ」のお話をいただいた時、
正直迷いました。
私は確かに2Bの“声”は演じたけど、
二号は、所謂A2の過去…
私が演じていいのだろうか…?
しかも散々ゲームでカッコイイ姿を見てきたあの“アンドロイド”に、
自分がなれるのだろうか…?と。
色々悩んだ結果、
舞台に立ちたいという思いはずっとあったし、しかもそれが自分が大好きな作品で叶うのだと思うと、
このチャンスは逃してはいけないのでないかと思うようになりました。
結果、
めっっっちゃ大変だったー!笑
でも、
このカンパニーのメンバーになれて、
本当に本当に良かったです!!
初めて台本を読んだとき、
二号があまりにもA2とかけ離れた性格をしていて、戸惑いました。
感情は豊かだし、
常に自信がなくオドオドしている。
そしてとっても優しい。
私が知っているA2とは、
全く繋がりませんでした。
その戸惑いは稽古が始まってからも消えなくて、初めての荒通し稽古のあと、「私が作り上げようとしている二号が間違っていないか、ヨコオさんに確認してください!」とスタッフさんにお願いしてしまう程でした。
答えは「大丈夫です。」と。
そしてなぜ大丈夫なのかも、
きちんと説明して下さいました。
それからは安心して二号のキャラを固めていくことができましたが、
ただ、
なんと言っても大変だったのが、
殺陣。
二号の最後が、
いかにカッコ良く立ち回れるかで、
きっとこの舞台の印象が変わってしまいます。
そしてなにより、
ゲームで知っているA2に繋がるかは、
ここにかかっているだろうと…。
初めての立ち回り。
慣れていないからなかなか覚えられないし、あっているのか間違っているのかも自分ではわかりません。
最後の方のシーンの殺陣付けがあったのは稽古終盤で、
公演の本当ギリギリまで、
見せられるものになるのか正直不安で不安で仕方ありませんでした。
でも殺陣師の押田先生や、
斬られ役になるアンサンブルのみんなが何度も練習にも付き合ってくれて、なんとか自分でも大丈夫そうだと思えるようになりました。
なので、
スタッフさんや観に来て下さった方に、
「最後の殺陣がカッコ良かった!」と言っていただいた時は、本当に本当に嬉しかったです。
ーそして昨日の打ち上げで。
ヨコオさんに、「二号も何か褒めて下さい!」とお願いしたら、
「石川さんはこっち側の人間だと思ってるので、そういえばあまり褒めてなかったですね」
「2Bの声を探しているときから、“この人しかいない”と思って石川さんにお願いしたので、僕の中で石川さんは、もう完璧に二号なんです。」
というお言葉を頂きました…。
嬉しい…。
「NieR:Automata」に出演が決まってから、まさか先々に、こんな素敵な展開が待っているとは、夢にも思いませんでした。
2Bと、二号(A2)。
声で、全身で、
役を全うすることができて、
本当に幸せでした。
こんな素晴らしいキャラクターに出逢えた事は、一生の宝物です。
…と思いは募るばかりなので(笑)、
今日はこの辺で。
まだまだ言いたいことはあるので、
それはまた改めて!
多分また長文になると思いますが、お付き合い下さい(>_<)笑
みんなと撮った写真も、また載せますね(*´꒳`*)
↑スタッフさんが、ポッドを作ってくれました!!
ということで…
ポッドと2B(のつもり)♫笑