【家計簿通信第25号 「投資と投機、ギャンブルはどう違う」】 | fp 石川 洋

【家計簿通信第25号 「投資と投機、ギャンブルはどう違う」】

 【家計簿通信第25号 「投資と投機、ギャンブルはどう違う」】

 

 


・お金が貯まらない人の共通点ゲッソリ
   宝くじは買います!一攫千金を夢見るために。投資は、リスクをともなうので興味ありません。とギャンブルと投資を同一視する人。
 

「投資」と「投機」、漢字表記はよく似ていますが、全く意味は違いますブー
 「投資」は「investment」。「投機」は「speculation」。英語表記だと全く違う言葉だと理解できます。

 



 「投資」と「投機」、一緒のイメージをもっていませんかはてなマーク
   野村総合研究所のアンケート調査(回答者7000人)によると、4人に1人が「投資はギャンブル・ばくちである」と答えています。

 



   もしも、資産運用をして、お金を殖やしたいのであれば、まずは、「投機」と「投資」の違いをしっかり理解しましょうビックリマーク

 

りんごの木の例え
   投資と投機の違いについて、りんごの木に例えられることがあります。

 

投資は「資本に投じる」  投資としてのりんごの木 りんご

 

りんごの木を買う理由は何でしょう?

多くの人は、りんごの木に「りんご」という果実が実るのを期待して買うのではないでしょうか。
これが投資です。

 

つまり、りんごの木を買ってきて、「りんご」という果実が実るのを期待して待つことが投資なのです。

 


投資=長期的視野で資金を投じ、「利益や配当の成長」を期待する取引です。

 

イメージは、有望と思う企業に「出資」し、株主利益(配当や株価の上昇)を期待していく行為です。

 

 

投機は「機会に投じる」  投機としてのりんごの木 りんご

 

りんごの木を買ってきて、買ったときの値段より「りんごの木」の市場価値が上がったら転売する。これがりんごの木を利用した投機です。

 

投資としてのりんごの木が「りんご」という果実を目的としていたのに対し、投機としてのりんごの木は、「りんごの木」そのものの市場価値の変動を狙った取引です。

 

投機=株や為替などにおける短期的な価格変動をチャンスとして捉えて取引を繰り返し「利ざや」を狙います。安く買って高く売る、当たるも八卦・当たらぬも八卦、ギャンブルの取引です。

 

 人気となっているFXや仮想通貨は、短期売買であろうが長期保有であろうが投機ということになります。

 

 

 

・株価は長期的には原理原則で動く

 

株価は日々目まぐるしく上下しており、11秒ごとに変動します。こうした相場の短期的な値動きは、買いたい人と売りたい人の数によって決まります。


買いたい人が多ければ株価は上がるし、一刻も早く売り逃げたい人が多ければ下がります。
しかし短期的にはランダムに動く株価も、長期的にはちゃんと原理原則があって動いているのです。それは「投資対象の本源的な価値の増大」です。


 「株価は日々ブレるが、長期的にはその会社の稼ぐ力と資産に見合った水準に落ち着く」ということです。

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