最後の伝令 | 石井智也オフィシャルブログ「石井智也といしいともや」Powered by Ameba

最後の伝令

劇団扉座第74回公演『最後の伝令 菊谷栄物語-1937津軽~浅草-』

千穐楽公演を滑り込み観劇してきました!

エノケン率いる劇団の座付作家の菊田栄が軍からの召集を受け劇場から姿を消し、地元の青森へ。
慌てた劇団員は菊田から借りていたものや手紙などを届けるために新人の青森出身の女優に伝令を命じるが。。。


終始涙が込み上げていました。
過去の話であっても今なお戦争はあって、いつまた同じことを繰り返すかわかりません。
もし法律が変わって、その後戦争になったら召集を受ける事になるかもしれません。

そんな思いを演劇作品として我々に伝令をしてくれたのだと思いました。

戦争ものの作品はやることに意味があります。
忘れてはならないし繰り返してはならないからです。
現実はもっともっと残酷です。
現実を淡々と伝えられたら目を背けたくなると思います。

それを演劇というエンタメ性も交えて伝えるとより入ってきやすく解りやすく、逆に物悲しさもあります。
この作品はレビューのシーンがあるので特にです。

帰ってきたらレビューを見せてやると青森の戦地に向かう青年たちに語った言葉は実現はしなかったですが、演劇では実現しました。
あれは夢見た世界かな。
それは虚構であれ涙が溢れ出ました。

明るく楽しいレビューを書いた作家菊田栄さんと、この作品を書いた横内さんからの伝令を受けとりました。

横内さんにチケットをお願いしていたので開演前にお礼を伝えてましたが、終演後に興奮しながら『最高でした!』って伝えてました。
昔扉座のワークショップを受けたこともあったので謎に『稽古頑張ります!』って生徒みたいに伝えてた(笑)

この2日で3本観劇出来て、改めて演劇が好きだし伝えていきたいって思ったし、なによりお客様と劇場で同じ空気を共有したいと思いました。

よし!観劇してパワーを貰ったので切り替えて稽古頑張ります💪


絶賛稽古中の「ありふれたスポットライトの光を束ねて」
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