ゲネ観てきた | 石井智也オフィシャルブログ「石井智也といしいともや」Powered by Ameba

ゲネ観てきた

『唐版 風の又三郎』のゲネプロ観させて頂きました!

凄かった!
唐さんの作品を観ると、想像力が掻き立てられ、出てくる登場人物や言葉、物や現象が多角的に見えます。
今回の風の又三郎もセリフを紡ぎ取り想像力を掻き立てられました。
1974年の初演の状況劇場から45年。
生まれる前だからもちろん観てないけど、現代の技術により確実にパワーアップしてるであろう舞台セットや照明もとても印象的でした。
アングラって良いね!
僕の中の演劇熱が更に更に燃え上がりました!
素敵だったしかっこ良かったし渋かったな!
風見えるよ!
もう一回観たい!


死の花嫁を捜しにどこへ行く、オルフェ。死の魔窟は…死の耳はどこにある。分かっているよ。僕たちは分かっているんだ。 そして、わざとこんな風な言いぶりで、何かを計っていることも。さあ、行こう、代々木のテイタンへ。死んだ恋の人を尋ねて。
東京の下町で二人の男女が出会う。精神病院から逃げてきた青年「織部」と宇都宮から流れてきたホステスの「エリカ」。二人はこの物語の中では恋人同士ですらなく、ただ、『風の又三郎』のイメージを介して結びつくもろい関係。
 汚濁した世間で生きていくことができずに病院に収容され、それでも、自分を連れ去る風の少年に憧れる織部は、その面影をエリカの中に見い出す。エリカは自衛隊の練習機を乗り逃げした恋人を探す道連れとして、この純真な青年を利用する。探し当てた恋人はすでにこの世の人ではなく……。
 ガラスのような精神を抱え、傷つきながらもひたすらに、自らの「風」である女を守ろうとする青年と、いまわしい血の記憶に翻弄させる女との、恋よりも切ないものがたり。

おもな登場人物
織部/窪田正孝、エリカ/柚希礼音、夜の男/北村有起哉、死の青年/丸山智己、桃子/江口のりこ
死の少年/大鶴美仁音、梅子/えびねひさよ、珍腐/石井愃一、風の商人/山崎銀之丞、淫腐/金守珍、
乱腐/六平直政、教授/風間杜夫 他
【作】
唐十郎
【演出】
金守珍
【出演】
窪田正孝、柚希礼音、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、
大鶴美仁音、えびねひさよ、広島光、申大樹、染野弘考、小林由尚、加藤亮介、三浦伸子、
渡会久美子、傳田圭菜、佐藤梟、日和佐美香、清水美帆子、石井愃一、山崎銀之丞、金守珍、
六平直政、風間杜夫