尺には尺を | 石井智也オフィシャルブログ「石井智也といしいともや」Powered by Ameba

尺には尺を

昨日は彩の国さいたま芸術劇場に『尺には尺を』を観劇してきました。


『尺には尺を』

演出 蜷川幸雄

作 W. シェイクスピア

翻訳 松岡和子

出演 藤木直人、多部未華子

原康義、大石継太、廣田高志、間宮啓行、妹尾正文、
岡田正、清家栄一、飯田邦博、新川將人、野辺富三、
周本絵梨香* 、鈴木彰紀* 、竪山隼太* 、堀源起* 、
手打隆盛* 、松田慎也*、内田健司* 、浅野望*

立石涼子、石井愃一、辻萬長 ほか

*…さいたまネクスト・シアター


蜷川さんの最後の演出作品です。
開演前から蜷川ワールドです。全てに意味があり、それが演劇です。
客席では蜷川さんがいつも座ってる後方の席に演出補の井上さんが立っていて、その前には蜷川さんの写真と台本が。
始まる前から胸が詰まりました。

作品はとてもわかりやすいと思います。難解な台詞があったりしますが、そこは役者って素晴らしいって思いましたよ。動きや表情の芝居で言わんとしてることが伝わります。
バランスよく散りばめられた笑いに、蜷川演出を受けた方々の芝居。
観客の涙涙のオールスタンディングで拍手喝采のカーテンコール。

楽屋では初日乾杯ならぬ初日献杯。

父親の楽屋が以前蜷川さんが使用していた部屋でそこでも胸が詰まりました。

蜷川演出最後の作品の初日に観劇出来て幸せでした。