昔話はアングラ | 石井智也オフィシャルブログ「石井智也といしいともや」Powered by Ameba

昔話はアングラ

薬丸岳著『友罪』読了。

重厚な作品。少年法について考えたり、被害者と加害者のその後の人生を考えたり。
他にも登場人物の遍歴が濃厚で読みごたえあるのですが、視点が切り替わっていくのでテンポよく読めます。
登場人物に『智也』という人がいてなんだかモヤモヤしました。トモヤだからモヤモヤなんだけどモヤモヤだからモヤとかけたとかそうい……………もういいですね(笑)


おすすめの一冊です。

読み終わってスマホのアプリで入れていた昔話を一気に読みました。


花咲か爺さんのエピソードってこんなんだったっけ?忘れてた!
あとなんか光る竹を切ったら中から赤ん坊出てくるとか桃を切ったら赤ん坊出てくるとか昔の日本人は考えることがエキセントリック( ☆∀☆)
よく思い付くよね(笑)
アングラ芝居観てる感覚で昔話読んでました。

だいたい爺さんと婆さん出てくるし隣人が悪いやつだし良いことしたらお土産くれるしずるいやつには虫とかゴミあげちゃうしパッケージ感半端ないのが読みやすくて最高だよね!


アングラ芝居だとわりと何かを尋ねてたりしてるね!

『○○を知りませんか?○○はどちらですか?』

『みんな知っているのになぜ教えてくれないんだ。それは僕がまだ子供だからか?』

とか!


あと何かに繋がる水ね♪

『この池の下には劇場があるんだよ。ほら!聴こえてくるだろ!開演のベルが!』

『この井戸には近づいちゃいけないよ。あの世に繋がるトンネルだからね』

みたいな!

めっちゃワクワクするo(^o^)o

小さい頃に読んだ昔話も今読むと違った感覚で読めますよ☆
小さい頃は道徳的に。
大人になれば独創的に。

感じ方って面白いので興味あるかたは現代の小説も昔話も読んでみてねー(ノ´▽`)ノ



小太り爺さんじゃないよ!