透明人間 | 石井智也オフィシャルブログ「石井智也といしいともや」Powered by Ameba

透明人間

駒ヶ根から帰ってきて、お茶して早めのご飯食べてマッサージいってから観劇してきました。


唐組・第55回公演
「透明人間」

作=唐十郎 演出=久保井研+唐十郎
[役者陣] 久保井研/辻孝彦/稲荷卓央/藤井由紀/赤松由美/気田睦/岡田悟一/土屋真衣/岩戸秀年/南智章/清水航平/福本雄樹/ 毛利悟巳/高畑亜実/藤本沙紀




[物語] ある暑い日、僕の町内に「水を恐がる犬」の噂がひろがった。 保健所員・田口はふってわいた狂犬病騒動の調査にとり掛かった。 調べを進めていくうちに、ある煙だらけの焼きとり屋の二階にたどり着く……。 そこに間借りしている老調教師・合田とその飼犬・時次郎、同じくその焼きとり屋に居候する、合田の元軍用犬学校時代の同僚の息子・辻くんが、その元凶であった。 あまつさえその時次郎は、この騒ぎをよそに辻くんと散歩中だという。 そんなところへ野球広場の少年が咬まれたという一報が飛び込んできた。 町内は大騒ぎになり、母親は少年を連れてどなり込んでくる勢いだ。 ところが当の辻くんは、犬を野放しにしたままひとり帰り、店の何故かしゃべらぬ女店員・モモを相手に語り始めるのだった。 「浮かんで、行け、どこまでも逃げて行け。そして、又会う時、この水中花の誓いを忘れるな。おまえが、もう俺を忘れていても、俺は、また、この水中花に似たものを、おまえにかざそう。そしたらきっと俺と思え」 スーパーマーケットの前にできた水たまりは、いつか戦時中の福建省にあった演習地の沼へ。幻の沼は時空を駆け巡り、水が水を呼ぶ恐水幻想が雨降る焼きとり屋の二階にあふれだす。 透明人間はここにいたのか!

90年代唐十郎の最高傑作、待望の初演版にて上演!!


アングラ芝居って説明するの難しいんだけど、めっちゃエネルギッシュ!
唐さんの作品に出てくる『水』ってすごく好きです。
池だったり水槽だったり沼だったり飛び込む飛び込む!
水の中には異界に繋がる何かがあるのかも知れませんね。
面白かった!

テント芝居っていいよ!ヽ(・∀・)ノ

写真は紅テント!