The Irish Mob in Hell's Kitchen
ショーン・ペン、ゲイリー・オールドマン、エド・ハリスという演技派俳優が揃い踏み。
アイルランド系移民の反社コミュニティ内のボスを検挙するために、親友をハメる任務の潜入捜査官が、誠実さゆえにストレスに耐えかねて酒に溺れて行く描写がリアル。
ゲイリー・オールドマンがなんとなく憎めないが頭空っぽの短絡的な出来の悪いボスの弟を好演。さすが、バカの役も上手い。
彼が死んだ後に半ばヤケクソに正体を自らバラして退路を断つショーン・ペンの役も大概だが。
この映画ののちにショーン・ペンと夫婦になるロビン・ライトがさして重要でもない情緒不安定なボスの妹役で、ベッドシーンのヌードのためだけにキャスティングされたかのような扱いで不憫。
ロッキーシリーズのミッキー、バージェス・メレディスが缶詰ばかり食べている落ちぶれたた老人役で出ていた。
男臭いカチコミ映画としてはまあ、なかなか良かった。
2024年6月