さて、土地を購入し、200万円で整地できるはずだったのが、見積り金額が
・外構業者(C):643万円
・外構業者(D):468万円
・外構業者(E):451万円
プラス地盤改良費用がかかることに。
一番安かった外構業者(E)に、地盤改良費用の見積もりをお願いすることになりました。
そこで必要となるのが地盤調査結果です。
一条工務店と契約すると、無料で地盤調査をやってもらえます。
現在の家の仮の間取りの四隅に当たる場所で地盤調査を行ってもらった結果、南側の2点は地盤改良が不要なほど地盤が固かったのですが、北側は地盤が弱く、特に北西の一点は非常に地盤が弱いことがわかりました。
つまり、擁壁を作る場所=土地の一番端では、さらに地盤が悪い可能性があります。
擁壁の下の地盤改良が強度不足だと、地震で擁壁が傾いたりして、取り返しのつかないことになります。
外構業者(E)にによると、擁壁の設計をするためにはボーリングによる地盤調査が必須とのことで、費用は17万円かかるとのこと。
このため、擁壁の真下となり、最も地盤が悪いと予想される土地の北西角の地盤調査(ボーリング試験)を「外構業者(E)に」お願いしました。
その後、この外構業者と、外構業者が紹介してくれた一級建築士を交え、この一条工務店の地盤調査結果も見せて、場所によって地盤の状況が極端に違うこと、擁壁の真下となる、土地の北西角で地盤調査して欲しいことの打ち合わせを行いました。
以降の設計・工程管理・外構業者の査定等はこの一級建築士が行い、その管理費用を払うことになりました。
地盤調査結果が2週間で出てくるはずの工程表は全く守られず、1ヶ月以上経ってから、一級建築士から地盤調査の結果の一部が上がってきました。
・・・どうして地盤が硬い南側の地盤調査をやったのですか・・・?
そんな土地の真ん中に擁壁なんて作りません。
一体打ち合わせで何を聞いていたのですか?
【地盤調査結果】
「改良不要か、やったとしても程度が軽いと思います」by一級建築士
そんなわけあるかー!
全く使い物にならない結果です。
なぜ指示した場所の地盤調査をしなかったのか、繰り返し説明を求めましたが、一切応答しません。
そればかりか、地盤調査費用として23万円払え、と請求してきます。
1ヶ月以上かけて、どれだけ説明を求めても全く応じないので、自分で調べてみました。
まずは、外構業者に問い合わせたら、指定された場所までボーリングの機械を持って行けなかったから、他の場所(道路に近い場所)でやったとのこと。
費用は会社で持つからもういい、自分で調べてくれ、と切れ気味に電話を切られました。
次に、地盤調査の結果(一部分しか貰ってませんが)に記載されていた、実際に地盤調査を行った会社に連絡。
すると、
・ボーリングの機械が入っていけないことを(あの)一級建築士に相談したら、別の場所を指示された
・費用は17万円で、すでに振り込んでもらっている
との証言を得られました。
つまり、勝手に場所を変更したのはこの一級建築士の独断で、責任は一級建築士にあり、しかも私が地盤調査を依頼したのは外構業者(E)で、すでに外構業者(E)がミス認め地盤調査会社に料金を振り込み済みなのに、何故か一級建築士が費用を水増しして私に請求してくるという、とんでもない状況が発覚。
ちなみに、外構業者の見積もりの査定を行う、という条件で管理費(この地盤調査費とは別)を払うことになっているのに、以前一級建築士に出会う前に外構業者から直接もらっていた見積書と全ての項目で全く金額が同じ。
つまり、一切査定という仕事をしていない。
もう一つ、この一級建築士の設計した擁壁の構造は致命的な欠陥があり、その設計通りに作ると、大地震が来たらまず間違いなく、擁壁がずれて大惨事になりそうなことも判明。
この一級建築士が信用できなくなって、設計について勉強して、自分でも構造計算できるようになったわけですが、あなた、擁壁作ったことないでしょ?
そして、擁壁の構造計算をするのに、ボーリング調査が必須ではないこともわかりました。
一級建築士、なんて名前に惑わされてはいけないことを学びました。
その後、1年以上経ちますが、未だに一級建築士からは一切の説明なく、料金の請求だけ来ています。
だいぶ時間をロスしてしまいましたが、しょうがないので、次に安い外構業社(D)と打ち合わせ。
強度不足や構造上の問題点を指摘していくと、見積もりがどんどん膨らみ・・・あれ?最終的には外構業者(C)の643万円と殆ど同じ金額になってしまいました。
高すぎて手が出ません。
そこで、新たに外構業者9社に対し、地盤調査結果をつけて見積もり依頼を出したところ、4社は応答なし、3社からは断られ、2社が見積もりを出してきました。
が、どちらも肝心の地盤調査ば別途、となっており、使い物になりません。そして全然安くなく、完全に予算オーバー。
大損してでも土地を手離す=家を建てることを諦めて一生賃貸住まいとなる、ということはどうしても避けたく、なんとか安く擁壁を作れないか、考え続ける日が続くのでした。
なんとしてでも、オーディオルーム兼ピアノルームを作りたいのです。
それは賃貸ではどうやっても叶いません。
外構工事の闇(3)に続きます。