2015年9月に一条工務店と仮契約をし、土地を探し続けていました。

20か所くらい土地を見に行って、2018年3月に立地も広さも値段も良い物件を発見。

東京の通勤圏で、駅にも近く、100坪以上あるのですが、傾斜地で擁壁を作るのに費用がかかるのと、早く売りたい理由がある(相続がらみ)とのことで、価格設定も納得できるものでした。

 

そして、この土地に擁壁を作り盛り土をする一次外構工事にいくらかかるのか、一条工務店の提携外構業者(A)と他大手ハウスメーカーの提携外構業者(B)に見積書を作ってもらい

 ・外構業者(A):220万円 (一条工務店提携)

 ・外構業者(B):200万円

との金額が出てきたため、これならいける!と2018年5月にこの土地を購入しました。

 

そして、ここが苦難の道のスタートとなったのです。

 

土地の購入後、一条工務店提携の外構業者(A)との打ち合わせ時に初めて設計図面を見せてもらい、

 ・擁壁の厚さ(強度)が足りない

 ・擁壁の高さが足りない

 ・擁壁に水抜き穴がない等、構造的に問題で法律に反する要素が複数ある

ということに気づきました。

私は素人です。素人がちょっと調べてもわかる明らかな問題が目の前にどんと積まれている。

これはダメでしょう。問題点を指摘して、再度見積書を出してもらうことになりました。

特に、地盤調査の結果地盤が弱いことがわかっているため、構造はブロック積みではなく、大地震に対応できるプレキャストのL字擁壁とするよう、指示をしました。

 

外構業者(A)から修正後の見積書が上がってきたのは2018年7月でした。

 ・外構業者(A):425万円 (一条工務店提携)

 

設計図面を見て驚きました。

前回の打ち合わせで指摘した、構造や配置など、最重要の根幹部分が尽く反映されていません。

人の話を聞いてなかったのでしょうか?それとも設計事務所まで情報が正しく伝わらなかったのでしょうか?

それなのに、どうでも良い部分の値段が跳ね上がっています。

 

金額が高すぎるのもですが、それ以前に、情報が正しく伝わらない会社には、怖くて発注はできません。

また、提携外の外構業者であれば、もう少しまともで安くできる所があるかもしれません。

このため、自分で擁壁を含む外構工事ができる3か所の業者を探し、見積書を作ってもらいました。

 

2018年8月に、2業者から見積書が届きました。

 ・外構業者(C):643万円

 ・外構業者(D):468万円

2018年9月に、1業者から見積書が届きました。

 ・外構業者(E):451万円

 

ダメです、高過ぎます。

そしてこのタイミングで、一条工務店の地盤調査課から衝撃の一言が。

「外構業者(A)(一条工務店提携)の設計は擁壁の下に地盤改良をしないと強度不足でOKを出せない」

 

つまり・・・どの業者で擁壁を作ることになっても、擁壁の下に地盤改良が必要ということになります。

地盤が弱いことは認識済みで、外構業者(C)からは、地盤改良するとなると300万くらいかかる、と言われていました。

 

外構工事に一体いくらかかることになるんでしょうか・・・。

 

 

外構工事の闇(2)に続きます。