◆筋肉の底知れぬパワー
筋肉の底知れぬパワーを知らない人も
多いかと思います。
緊急事態の場合では、脳のリミッターが
解除され、アドレナリン大放出によって
100％パワーを発揮します。
母親が子供を助けるためにトラックを
持ち上げたり…
このありえないパワーは「筋肉マッチョ」
である必要はありません。
でもこの力を使ってしまうと…
「筋肉や骨にかなりの負担がかかり、
体はボロボロになってしまうので危険です」
ちなみに
アドレナリンとは副腎髄質というところ
から分泌される神経伝達物質ホルモンです。
興奮した時に血液中に大放出され、
身体のエネルギー代謝や運動能力を高めます。
「火事場の馬鹿力」が発揮されている間は
痛みを感じないことが多いです。
その理由は、βエンドルフィンという物質。
βエンドルフィンとは、脳の神経伝達物質
のひとつで、気分の高まりや「幸福感」
などをもたらします。
また、モルヒネの数倍もの鎮痛作用が
あることから「脳内麻薬」とも呼ばれて
います。
無事に危険回避して緊張から解き放たれ、
βエンドルフィンの分泌が減少すると、
本当にひどい傷を負っていたことにも
気付かず、あまりの痛みに気絶したり悶絶
する人も多いそうです。
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