◆1年で最も寒い季節・大寒(だいかん)
大寒は1年で最も寒い時期で、シベリア方面
から日本付近の上空に強い寒気が流れ込んで
冬型の気圧配置が強まってきます。
そうなると、日本海側で大雪が降り、
雪による被害が発生することがあるのです。
このように寒気が流れ込んだ状態が続くと
厳しい寒さが続き、体への負担が大きく
なるのです。
この場合の体への負担というのは、
身体だけではなく、心に対しても負担がかかる
ということで、心身ともに負担がかかって
くるのです。
◆寒さによるストレス
「寒さ」や「冷え」は心にとてもストレス
を与えます。
これを冷感ストレスといいます。
この冷感ストレスが溜まってくると、
自律神経が乱れてきます。
寒さが続くと筋肉が硬直、緊張する上に
冷感ストレスによって交感神経優位となり、
さらに緊張を高めてしまいます。
いわゆる「体がガチガチの状態」になる
のです。
そうなってくると、血液の循環も悪くなります。
血液は必要な栄養を運んだり、
老廃物を掃き出す働きと同時に、
熱を運ぶ役割もあります。
しかし、
血の流れが悪ければ、この熱産生も非効率になり、結果的に体が冷え、またさらに緊張を高める
という悪循環に陥ります。
◆頭痛やめまいが増える?
血の流れが悪く、体が緊張すると、
肩こりや首こりが多くなってきます。
夏よりも着衣量が増え、首・肩にかかる
衣服の重量がアップするのも一つの原因です。
この首こり・肩こりがさらに悪化することで、
頭痛やめまいが発生しやすくなります。
さらにいうと、大寒は低気圧が多く通過
する季節になりますので、この気圧変化
によって頭痛・めまいが促進されやすく
なるのです。
低気圧によって体内の水分バランスが乱れます。
この乱れによって血管が拡張し、
神経が圧迫されて頭痛が生まれることも
あるのです。
めまいも水分バランスが乱れることで、
引き起こされるものもあります。
内耳のリンパ液が異常に増えて引き起こ
されることがあります。
このように寒さによる緊張に加えて、
追い討ちのような低気圧によって頭痛・めまいが
多くみられるのです。
◆最大の対策はとにかく防寒!
当たり前のことで恐縮ですが、
これらの症状はしっかりと防寒するだけ
でもかなり緩和されます。
「寒さ」というストレスが減るだけでも
体は楽になるのです。
できれば、高機能の防寒着を使用すると
いいです。
高機能の防寒着とは、非常に軽い上に
暖かいといったものになります。
衣服の重さも心身ともに負担を与えます。
高機能のものになれば、重さがシャツ1枚分
ぐらいなのに、Tシャツの上に羽織るだけで
風を通さず、すごく暖かいといったものも
あります。
【石井整骨院のHP】