今回はあまり聞き慣れないかもしれませんが
「腰椎分離・すべり症」についてご紹介します。
 

 

◆分離症・すべり症とは?

 

発症しやすいのは中学生〜高校生ぐらいで

ジャンプや格闘技などの激しいスポーツを

する学生に起こりやすいとされています。

 

一般的なケガのように1回の強い力で

起こるものではなく、スポーツの練習などの

繰り返しの動作の中で起こります。

 

スポーツ選手の30〜40%に分離症があると

されています。

 

すべり症は分離症になった後になることが多く、

分離した椎体が前方に滑るようになり発症します。

 

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◆分離症・すべり症は痛みの原因ではない?

 

分離症やすべり症をレントゲンやMRIなど

で撮影すると、骨折のように骨が分かれて

写ります。

 

骨が悪いから痛みが出ると思いますが、

実際はある調査で、プロバレエダンサーの

調査をしたところ、32%の人に分離症が

確認されましたが、痛みがある人は

少なかったという報告があります。

 

スポーツ選手の30〜40%に分離症が

あると書きましたが、では40%近い人が

腰痛を抱えているかというと、

そんなことはありません。

 

つまり、分離症やすべり症が単独で痛みを

出しているわけではなく、その周辺の筋肉

に問題がある場合が多いのです。

 

股関節の動きの悪い子もいるでしょうし、

膝の動きや足首に問題を抱えていることが

原因かもしれません。

 

本当の原因はどこなのかを探すことが

大切なのです。

 
 
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