「生理痛」についてご紹介します。
 

◆生理痛の原因

 

なぜ生理痛は起きるのでしょうか?

 

患者様に質問すると「わからない」

「母親もひどかったから遺伝?」

という答えが返ってきます。

 

生理痛がなぜ起きるのか、理屈がわかると

改善法もみえてきます。

 

 

①骨盤が正しい位置にない

 

子宮は骨盤のちょうど中央にハンモックの

ようにつるされている状態です。

 

Screenshot_20231025-100803~2.png

 

 

この図は子宮の位置関係をわかりやすく

図示したものですが、中央に子宮があり

6方向から靭帯で支えられているのが

わかると思います。

 

本来、このようにお腹の中央にあるのが

正しいのですが、骨盤やその周辺が歪むと

子宮を支えているハンモックが捻られて

正しい位置にいることが難しくなります。

 

そのストレスが痛みになって出てきます。

 

 

②内臓の状態がよくない

 

子宮の位置を横から確認すると、

子宮の後方には直腸がぴったりと

くっついています。

 

Screenshot_20231025-100812~3.png

 

 

便秘などになると、直腸は大きく膨らみますから、子宮は前方に押さえつけられてしまいます。

 

他の臓器にも同じ事がいえます。

 

腎臓は疲労すると最大10cmも下垂することが

知られていますが、そのほかの内臓も

疲労や体調不良で下垂(下に落ちる)します。

 

本来、子宮は体の中心で”ゆーら・ゆーら”と

ハンモックのようにゆったりしているはずなのに、上から”ぎゅー”と押さえつけられたら、

痛みも出ると想像がつきます。

 

 

③ホルモンバランスが整っていない

 

 月経生理が起きるのに必要な要素の一つが

ホルモンバランスです。

 

生理痛と同時に頭痛が出る方がいますが、

そのタイプはホルモンバランスに問題が

あることが多いです。

 

月経そのものは卵巣にあるホルモンが

関係していますが、排卵などは下垂体

(脳の一部)が関係していますし、そのほかにも

女性ホルモンの生成には肝臓や副腎も

関係しています。

 

これは内臓の病気と不安になるかもしれませんが

病気ではありません。

 

ストレスで胃が痛い

防御姿勢で自然と前かがみになる

腰が前かがみになり、骨盤は後屈する

 

Screenshot_20231025-100819~2.png

 

 

この状態になると、ぽっこりお腹は子宮や

卵巣に影響がありそうですし、首の負担は

頭痛の原因になって下垂体に影響しそうです。

 

このように体のゆがみが生じる事で、

女性ホルモンを出す内臓がストレスを

感じることで、ホルモンバランスが

少しずつ狂っていくのです。

 


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