ふと気づくと母が他界して5年が経つ。

父も母も桜の🌸季節に旅立った。

残念ながら母の最後は看取れなかった。タイ修行に行く前になんとなくそんな気がしたが、私が徳分をつむことが母の望みだと知っていたので、後ろ髪を引かれながらも旅に出た。

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葬儀は密葬にしたが、

驚いたこと一番最初に池田名誉会長から香典と電報が母宛に届いた。

たしかに母は創成期の熱心な学会員だったが、
大阪の田舎に住む、95歳の無名の女性に、しかもこんな丁重な文面で。

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師匠戸田会長の跡を継ぎ、一代で現在の世界に冠たる組織を作り上げた

池田大作という人物の凄さを、改めて再認識してしまった。

何故か!?

死者の魂に一番必要なのが、徳分である、

池田会長は御釈迦様の叡智の、その一番大切事を知っておられた。

そしてお経を通じて彼の積んでる徳分を母の魂に送っていただいたのだ。

凄い人である。

また、母の一生をかけて貫いた信念、信心が、
認められていたことがなにより嬉しかった。

本当に感動した。

もちろん私は子供の頃から、母の苦労を知っている。

夢破れて世捨て人になってた日本画家の父の代わりに、
朝から晩まで働き続け家庭を支えたのは母だった。

弱音も吐かず、涙も見せず、愚痴も言わなかった。

いつも真っ黒で、彼女の手はいつもシモヤケとアカギレでぼろぼろだった。

私が高2の時、父が突然亡くなり、家には葬式をする金がなく、当然仏壇もなかった。

無理もない食べるのが精一杯の家庭なのだ。

大した金額ではなかったが、私がバイトで貯めてるお金を渡した。

その時である、母が初めて泣いた、号泣した、

生まれ初めて見る母の涙だった。

高校生だった私のアルバイトのお金は、
小さな仏壇に変わった。

私の初めての親孝行である。

久しぶりに母と父を思い出した、来月は四国に墓参りに帰ろう。

母は絶対に天国に行き、生まれ変わっていると思う。

この世で一番大切なのは、

お母さん、

次がお父さんである。

その次は先生、自分の師匠です。

桜🌸の季節になると母を思い出す。