こんにちわ
今日はヒスタグロビン注射について書いていきたいと思います
ヒスタグロビンは国内のヒト献血血液からの有効成分を抽出した薬です💉
花粉症やアレルギー症状に対する治療法の一つで特定のアレルギー物質に対しての感受性を低下させる特異的減感作療法(舌下免疫療法など)とは異なり、
スギ花粉やダニ、ハウスダストなどといったアレルギー物質全般に対して体質から改善する治療になります
このような症状の方はぜひご相談ください
・花粉症の症状が抗ヒスタミン薬など内服薬のみではコントロールできない人
・抗ヒスタミン薬の眠気などの副作用で、普段の生活に支障をおよぼしている方
・アレルギーの症状を何とか改善したい方
ヒスタグロビン注射をするとヒスタミンに対する抗体ができ、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目の痒みなどの症状を緩和してくれます
治療の流れ
*成人は1週間に2回、合計6回を1クール
*小児は1週間に1回、合計6回を1クール
十分な効果の現れない場合は、更に1クールの注射を行います
副作用
*眠気、めまい、頭痛、吐き気といった副作用が稀に起こることがあります
注射を打てない方
*激しい喘息発作のある方
*妊娠または妊娠の可能性のある方
*生理直前、生理中の方
*激しく衰弱している方
*ヒスタグロビン注射でアナフィラキシーショックを起こしたことのある方
注意
*生ワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘)の抗体獲得に対して影響を値得る可能性があるため、上記のワクチンを接種された方は2週間以上開けてヒスタグロビン注射を行う必要があります。
*ヒスタグロビン注射を行ってから生ワクチンを接種する場合は最低3~4か月あける必要があります。
ヒスタグロビン注射は花粉症のシーズンが始まる1ヶ月前に始めることをおすすめしています
また当クリニックではアレルギー症状の鎮静化に効果的なノイロトロピン注射も併せて行っているので、ヒスタグロビン注射とノイロトロピン注射の相乗効果が期待できます
(効果には個人差があります・・・)
早めの対応で辛い花粉症症状を一緒に乗り越えましょう
本日も読んで頂きありがとうございました
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皮膚科と生活習慣病内科の外来を行っております。
ご来院お待ちしております。