その生物は目玉が5個、頭からは長い管がのび、その先端はハサミのようになっていて、体の両側はヒレにおおわれムカデのように沢山の足を持っていた・・・・
一体どんな妖怪?
と思ったかもしれませんが、この妖怪みたいな生物、古代に実在していたんです。
その名も『オパビニア』
上のイラストを見て、ゲームのモンスター?と思ったかもしれませんが、この姿は学会で発表されたちゃんとしたものです。
1972年にバージェス動物群の学会発表があった際、オパビニアの復元図が映し出された途端に会場内は爆笑の渦に包まれたという逸話が残っています。
確かに、突然こんな姿をみたら笑ってしまいますね。
このオパビニアは1900年代初頭、バージェス頁岩と呼ばれる地層から化石が発見されました。
この地層はカンブリア紀と呼ばれる時代のものと考えられ、約5億500万年前の海にオパビニアは生息していたと考えられています。
名前は発見されたオハラ湖近くにあるオパビン峠から名づけられ、日本語訳すると『岩のもの』という意味で、海底に生息し、やわらかいものを食べていたと考えられています。
ところでこの奇妙な見た目のオパビニア。
大きさはどれぐらいだったと思いますか?
古代には人の頭ぐらいの大きさのトンボもいたから大きかったのかも!?
と、思うかもしれませんが、オパビニアの大きさは・・・
なんと約7㎝!
掌サイズですね。
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