大長編落語で有名な『真景累ヶ淵』
今まで紹介したお話は伝承や創作が多かったですが、このお話は江戸時代初期に実際におこった凄惨な事件が元になっています。
内容と事件については長くなるので省きますが、この話の主となる『累一族』を弔う塚が東京都の祐天寺にあります。
この累一族の霊を祓ったのが祐天上人というお坊さんで、弟子が幕府にはたらきかけて開山された祐天寺に塚がつくられました。
この塚には、現代でも歌舞伎清元の上演者はここを訪れ、累一族を供養をして上演の成功を祈願するそうです。
この落語『真景累ヶ淵』は上演時間が長い作品でも有名で、全97章 通しで上演すると約5時間かかるそうです。
先代笑点司会者であった故 桂 歌丸さんが、製作者である三遊亭圓朝以来と言われる通しを五日間にわけて上演し、見事やりとげて落語史に偉大な功績を残しました。
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