国家・国歌・国花
読みは同じ「コッカ」ですが、もちろん全部違うものです。
国花とは、国民から愛される、その国を象徴する植物のことです。
日本の国花は2つありますが、ご存じですか?
日本の国花は「桜」と「菊」です。
どちらも日本人にとって身近なお花ですね。
でも、日本の国花は法律で制定されておらず、
慣習上、桜・菊となっています。
しかし、世界では法律で制定されていたり、国民投票で決められたり、
花そのものに由来のある国花もあります。
その一部を紹介します。
アメリカの国花は「バラ」
1986年に当時のアメリカ大統領であるロナルド・レーガンが、正式に国花に制定したそうです。
フィンランドの国花は「スズラン」
国民投票によって決められたという、まさに国民を代表するお花です。
台湾の国花は「梅」
梅がつける5つの花びらを五権(立法、行政、司法、考試、監察)、
3つのおしべを三民主義(民族、民権、民生)としています。
マレーシアの国花は「ハイビスカス」
5枚の花びらには、それぞれ神への信仰、国家への忠誠、憲法の遵守、法による統治、徳性という意味が込められています。
中には、心あたたまるエピソードのある国花もあります。
ドイツの国花は「ヤグルマギク」
ナポレオン皇帝にドイツが攻め込まれた時、皇后が王子らを慰めるために、
ヤグルマギクの花かんむりを作ったことに由来しています。
あと、意外なお花が国花になっている国もあります。
ロシアの国花は「ヒマワリ」と「カモミール」
寒い国のイメージのロシアですが、意外にも夏の花のヒマワリの栽培が盛んです。
こちらに書いたのは極一部です。
国花を調べてみると面白いので、興味を持たれた方は、是非、調べてみてください。
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