皆様こんばんは。
本日は「建国記念の日」です。
「建国記念日」を法律で定めて、祝日とする国は多いですが、
建国記念日とする基準は国によって異なります。
日本では、建国の日が明確ではないため、日本神話を基に、建国記念の日が定められました。
初代天皇とされる神武天皇の即位日が日本書紀に紀元前660年1月1日とあり、
明治5年に太政官布告第344号「神武天皇御即位祝日例年御祭典」によって、
旧暦1月1日にあたる1月29日が祝日とされ、
翌明治6年に太政官布告第1号「五節ヲ廃シ祝日ヲ定ム」によって、
神武天皇即位日という名称となり、1月29日に諸式典が斎行されました。
同年3月には「紀元節」と改称され、7月には「紀元節」の日付は2月11日に改められ、
明治7年から適用されました。
この紀元節は昭和23年にGHQによって廃止されましたが、
昭和41年に「建国記念の日」として国民の祝日となり、
翌昭和42年から適用されました。
ところで、なぜ「建国記念日」ではなく、「建国記念の日」なのでしょうか?
それは、廃止されたあと、再度、建国記念日を設置する為に議論をしたさい、
何月何日を建国記念日とするか、国会で何度も議論されました。
そこで、名称に「の」をいれて「建国記念の日」として“建国されたという事象そのものを記念する日”であるとも
解釈できるようにしたのです。
たった一つの「の」の文字にも、深い意味があるものですね。
この機会に、建国記念の日の基になった日本書紀とかを読んでみるのもいいかもしれません。
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