皆様おはようございます。
昔のそろばん教育 江戸時代編②です。
今回は、日本最初のそろばん塾についてです。
京都の河原町二条付近において、毛利重能(しげよし)が「天下一割算指南」の看板をだし、
角倉家の倉庫を借りて開いたのが日本最初のそろばん塾といわれています。
毛利重能は生没年は不詳ですが、江戸時代前期の和算家です。
現在知られている中では最も古い和算家で、
明(現在の中国)に留学して算術を学び、和算や算術に関する多くの著書を残しました。
著書の「割算書」と「算用記」は共に江戸時代初期を代表する貴重な和算書です。
また、割算書には、割り算の起源としてキリスト教の逸話を引用して紹介していることから、
毛利重能はキリシタンの教えや西洋式の数学に関しても、ある程度の知識があったとされています。
門弟は数百人にのぼたとされ、その中には、後に代表的な和算家となる吉田光由や今村知商、高原吉種等がいました。
この三人は、俗に「毛利の三子」と呼ばれた高弟で、和算の発展に貢献しました。
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