皆様、おはようございます。
引き続き、昔のそろばん教育の記事です。
本日は「室町・安土桃山時代編」です。
室町時代、中国からそろばんが伝わり、ここから日本のそろばんの歴史がはじまりました。
安土桃山時代には、日本で五珠が1個のそろばんも作られるようになりました。
そして、この時代の文禄の役(1592年)のときに 前田利家が陣中で使用したそろばんが現存しており、
このそろばんが日本最古のものとされてきました。
しかし、2014年にこの最古の算盤が更新されました。
それは、軍師・黒田官兵衛の部下、「久野四兵衛重勝」が、豊臣秀吉から授かったそろばんです。
ながらく、産地や年代が不明で幻の算盤として珠算史の系譜から外れていました。
ところが、NHK大河ドラマ「黒田官兵衛」の放送にあわせ、
黒田二十四騎展を開催した福岡市博物館の協力により、
黒田家文書ならびに久野家文書の中に「秀吉公から授かった算盤」という記載が発見されたのです。
由緒書きから1591年のそろばんということがわかり、前田利家のそろばんより古いことが証明されました。
そして、由緒書きがある中で日本最古のそろばんとなったのです。
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