こんばんは。
僕は金沢大学教育学部を卒業後、サッカーの勉強をもっとしたくて、筑波大学大学院に進みました。
そこでは、『健康教育学』を専攻し、『メンタルヘルス』の研究をしていました。
【母親を変えなきゃ子どもが変わるわけがない】
修士論文のテーマは「子どもを少年サッカーに通わす母親のメンタルヘルス」でした。
修論テーマを決めたときの問題意識は「こどもをこどもらしくのびのびさせてあげるには」でした。
『こども』に関する先行研究を読んだり、調べれば調べるほど、母親に余裕がない限り、 「こどもはこどもらしく」 が難しいと思いました。 だから、僕は母親のコミュニティーと精神健康を研究することにしました。
少年サッカーに子どもを通わすお母さんのコミュニティーと精神健康度尺度を作成し調査しました。
少年サッカー大会のプレポストでの結果も調べました。
量的研究で当時の僕の考察力では傾向しかわかりませんでしたが、子どもの試合結果によって、
「母親がイライラしていたり」、「子どもに対する肯定感が弱くなる」ことなどの相関はありました。
ただ、少年サッカーに通わす母親は『こどもの頑張る姿』を見ているので、
見ていない母親よりは『子どもに対する肯定感』が高いと思いました。
ただ、残念なのは、『こどもが試合にでない』と逆に肯定感が下がったりもありました。
今後、母親の子育て不安を解消すること、母親のサポートをすることで、 「こどもはこどもらしく」 を実現する社会にしたいなって思います。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。