みなさん、こんばんは
 
【思い出シリーズ 🌻 写真で一言】
 
今日の写真はこちら
INAC神戸女子サッカーチーム
 
2013年1月、僕は、女子サッカーリーグ、INAC神戸の監督になることになりました。⚽️
 
2013年12月23日、皇后杯を優勝し、四冠することになるんですが。。。
 
初監督の僕はまったく自信がありませんでした。
「経験も実績も信頼も、何もない状態」
 
いっぽう選手たちは
2011年ワールドカップ優勝
2012年ロンドン五輪準優勝
 
僕にできたことは
「僕のすべてをささげること」だけでした。
「すべてをささげる」というとかっこいいですが、何もない僕が、
 
自分の時間を大切にしたり、知り合いとご飯にいったりしていたら、自信の無さで続けることができなかったと思います。
僕が持っている24時間はすべてチームのため、選手のために使って、自分の実力不足があっても、
 
「もう自分がやれることは全部出している。これでできないことは、ごめんなさい」と思っていました。
 
その時の、2013年7月の手帳の写真がこちら
 
INAC4冠した際の手帳
最高で四冠!
最低でも四冠!
 
どこかで聞いたフレーズですが笑、本気でそう思っていました。
 
INAC4冠した際の手帳
ーーーーーーーーー
 
”今年、絶対に結果が出る”
そのために、、、
①小さな事を大切にする。こだわる!
(小さなミスを許さない)
②最後の1秒まで気をゆるさない。
 
7月〜8月 小さなミスに注意
10月 気を抜かずにいけばうまくいく
 
ストレスをうまく切り替えて
 
「他を断つ」〜 INACおたくになる
INAC以外のことはしない。
ひとりひとりの選手に注目する。
〜 本人より選手を知る → 信頼
 
ーーーーーーーーー
 
こんなことが書かれていますね。
もう、自分への暗示ですよね笑笑
 
澤穂希選手など、もともと実力のある選手が多かったので、
練習から「小さな事を大切にする」ことや、最後の1秒まで気を許さないことを意識していました。
これは、選手への要求というより、僕自信が気をつけていたことです。
 
7月8月はリーグ戦からカップ戦がはじまる時期。
トーナメント戦の一発勝負なのでより慎重でした。
10月までいくと、チームに自信が出てくると思っていたのと、リーグ戦の終盤なので、気を抜かずを意識していました。
(メンタルのことばかりですね。練習もこだわっていましたよ。)
 
「他を断つ」〜 INACおたくになる
INAC以外のことはしない。
 
すべてをかけるしか僕にはできなかった。
というか、すべてをかけることしか、自信を保てなかったということです。
 
ひとりひとりの選手に注目する。
〜 本人より選手を知る → 信頼
実績がない僕が、できたことは、選手を誰よりも観察し、本人より選手を知ること、本人より、選手を大切に考えることでしか信頼を得ることができなかったんだと思います。
 
今でも僕はいつも新しいことをはじめて、いつも実力不足。
同じことを続ければ、楽だなって思うこともあるけど、これが「自分らしい」んだと思います。
 
 
今日も読んでくださり、ありがとうございます。⚽️😊