私は無類のマーマレード好きである。
でも、そうと知ったのは割りと最近の話で、今までの人生の大半は「マーマレードは嫌いな人」だった。
きっと、美味しいマーマレードを食べたことがなかったのかも。
で、ピールと呼ばれる柑橘の皮の砂糖煮は今までこれまた「嫌い」だった。多分過去に1回くらいつまんだのが、恐ろしく甘くにちゃ〜っとしてて、その後食べる気がしなくなったと思われる。
ところが!
この前の日曜日、お茶に立ち寄ったお友達のおうちで、彼女が作ったというピールが出てきた。
「あちゃ〜」と内心思いながらも、1つ口に運んでみたところ、、、
うわ〜〜〜〜
ピールってこんなに美味しいものだったの〜〜〜
甘すぎず、苦味がちゃんと残ってて、噛みごたえがあり
「超私好み」だったのである。
あまりに「美味しい美味しい」と繰り返す私に彼女は「お土産」と言って少し袋に入れてくれた。優しい〜大好き〜〜
なるべく家に帰ってちょっこっとずつ食べようと思うのだけど、好きなものはついつい、、、で、すぐに無くなってしまった。
そこで無いものは作るしかない!というニュージーランド生活様式を取り入れ、自分で作ることに。
ワックスの付いたりしていない自家製の果物が必要になる。
我が家のお庭にはしょぼいレモンの木しか無いのだけど、今や柑橘系果物が実る時期。レオと散歩していても実をたわわに付けたレモンやみかんやオレンジの木があるお庭あちこちに。
そう思いながら歩いていると、あ、ここにも〜あら〜こちらのお宅も〜と、やたら柑橘が目に飛び込んでくる。
「引き寄せの法則」なんてものはこういうもんなんだろうな〜ってふっと。自分が意識するようになれば、今まで気が付かなかった「ネタ」が実は身近にあったり、人に「私ってこんなのが好き、とか、したいんだよね」なんて事を何気なく話してると、しばらくしたら不思議に向こうから近寄って来ててくれたりするでしょ。
(ほんとは、人には予知能力的なものがあって、深いところで「会う」とわかってるから「あの人この頃どうしてるのかな〜?」って意識に上がってきた途端に、その人から電話かかってきたり、道でばったり会ったりするらしい)
で、1軒のおうちの前庭に「ニュージーランド・グレープフルーツ」の木が「おいでおいで・持って行きな〜」と私を呼んでいる。(気がした=笑)
でも、ご近所とは言え、ぜんぜん知らない人のお家。まさか、ピンポン鳴らす事も出来ず、思案しながらしばらく佇むことに。
とすると、中から多分このお家のご主人らしきキィウィ男性が「わざわざ」出てきてくれた。
勇気を出して声をかけたら、軽く「お〜いいよ〜持って行きな〜」と言ってくれた。(ま、大抵のお家は実がなりすぎるので、その処理に困るから、持っていってくれる人がいれば喜ぶ)
(実は「そこはくれる」とわかっていたから、沢山ある「実のなっているおうち」の中から、そのお宅の前に佇むという行動に出た、ということになるけど、ま、どっちでもいいや)笑
で、喜々として5ついただき、早速作ることに。
作り方は前出の友人に聞いて、クックパッドも参照にして。
ま〜結構手間・時間・砂糖もガスも沢山いるんだなあ。
でも、人生お初のピール出来た〜〜〜
なかなか美味しくできました。
嫌味でない苦味がちゃんと残っている。酸味も甘みも大丈夫だ。
皮を使うと実が残る。当たり前のお話。
で、それと皮も少し使ってマーマレードを作ってみた。
おおおおお〜〜〜〜出来た!
市販のは甘みはあるけど「酸味」が私には物足りない。
私は甘酸っぱくて、舌の奥の方でちらっと苦味を感じるものが好きらしい。
朝は食べない私なんだけど、今朝はクロワッサンにマーマレード&コーヒーという至福を味わいました。
(おまけにちょうどCDから「青空のように」が流れてきた!最高!)
ピールはドイツの思い出のかんかんに保存。ま、すぐに無くなるとは思うけど(笑)
今度はオレンジやレモンでも作ってみたい。
マーマレードはそれらをミックスしたものも良さげ〜!