-②からの続き-
前回②からようやくタイトルに相応な投げ釣りバトルを繰り広げる(大嘘)カレイ課長さんと僕ですが、来島二日目も釣って釣って釣りまくるぜ![]()
。。。てなわけで朝ホテルを出て少し食料を買ったふたり、その後立ち寄ったエサ店のイケスで今回の本命、センネンダイの悠然とした姿を目撃することになりました![]()
おおよそ60センチくらいでしょうか、大型になると1メートルを超える魚なので「中型」といったところでしょうね。
「こういうのが釣りたいんだよね~」
「そうそう、そうだよね」
「これ以上大きいとかえって困るしさ」
「言えてる」
釣りのためだけに奄美大島まで行く、というと周囲の人はその入れ込み方に一様に驚かれる(やや呆れも含んで)わけですが、課長も僕も肝心の釣りはいささか目標が低いというか、そこまで行っといてなんで?という価値観なので、逆にだからこそ一緒に楽しめるんでしょうね。
このエサ店では昨夜かなり消費したキビナゴを買い足しました。店の奥様は「撒き餌は買わないの?」「撒き餌で寄せないと釣れないよ」とアミエビブロックを勧めてくれます。
「いや~僕らそういう釣りじゃないんで撒き餌は使わないんですよ」
「そう。。。使った方がいいと思うんだけどなぁ(´_ゝ`)(ナニ言ってんだこいつら)。。。」
と、せっかくのアドバイスをガン無視する関西弁のオッサン二名に呆れながらも貴重な地元情報を提供して下さいました
(。-人-。) ゴメンネ変な客で。。。
-さぁ釣りましょう-
ところで奄美に来られた方はこの「みき(ミキ」というジュースを目にされた方も多いんじゃないでしょうか。お米を原料にした発酵飲料と聞いて、最初は韓国のシッケみたいなもんかな?と思ってましたが、あそこまでパンチの利いた甘さではなくて非常に飲みやすい、夏場の栄養補給や水分補給にうってつけの飲み物です。
今日の釣り場は水深およそ35メートルという深場です。一発に期待して打ち返しますが魚の反応は鈍いままですね。ただ僕に一回、課長にも一回いいアタリがあったんですが、二人とも針ハズレでバラしてしまいました。大変無念であります(@_@。
僕のアタリは竿尻をポーンと跳ね上げるもので、夏場の高知ならイセギ確定wみたいなヤツですね。合わせてしばらくは引きを楽しみながら順調に寄せてきていたんですが、
突如反転してかなりラインを引き出されてしまいました。再びおとなしくなったので仕切り直し、と少しドラグを締めたところで竿を持っていかれそうな強い引きに見舞われ、そのやり取りの最中で外れてしまったのです。完全にやられました。完敗でございます
。
引き的には大型のコロダイに似た感触でしたが、一体なんだったんでしょうね。。。でもここは次回必ず釣ってやる
と前向きに考えることにしましょう。夢は膨らむばかりですね![]()
バラシ以外の大きなアタリは二人とも全部サメでした。課長が釣ったコバンザメは面白かったですね。例の吸盤部分をこんな近くで観察できる素人はそう居ないんじゃないでしょうか。
無理ゲー感が漂う釣り場に見切りをつけて再び昨日の場所へ戻ってきました。昨日とは打って変わって湖のような穏やかさです。喜んでいいのか反応に迷いますねこりゃ(^_^;)
昨日とはそれぞれ場所を交代して竿を出してみました。しかしちょうど昨日の今ごろよくアタってきていたハタの類やイトヨリが今日はまったく釣れません![]()
二日目もたいした釣果がないまま時間だけが過ぎていきます。あぁ今日もダメかなぁとネガティブな思いが頭をよぎりだしたころ、初めて明確なアタリが出ました。投入して糸フケを取っている間に仕掛けをツツツーっと持っていくという、およそ投げ釣りっぽくないアタリです。
しっかりラインを送り込んでビシッ
とアワせました。
ウィンドサーフにドン
と重みが。。。。乗りません
最初は空バリを引いたのかと思いましたが「何か」はついています。このデローンとした感じ、何かに似てますね。。。アレです。コトヒキがこんな感じです確か。
まさか?とは思いましたがこのデローンの正体はコイツでした。
<ナンすかね?これ>
予想もなにも初めて見る魚です。キンメダイとか煮付にして高級wwみたいな、アッチ系の魚にみえますね。カレイ課長によるとキントキダイではないか?とのこと。美味しい魚で奄美の釣り人がよく狙ってるが、せいぜい25センチ程度でこんなには大きくないそうです。更にググってみるとキントキダイの近種でミナミキントキという大型のヤツが居るようです。おそらくそれじゃなかいか?と話がまとまりました(笑)
<たぶんミナミキントキ:36センチ>
大きな魚ではないし引きも強くありませんが、こういうナンダコリャ感が大好きです。ここに来なければ一生釣ることはなかったに違いありません。奄美へ連れてきてくれたカレイ課長さんに感謝ですね。
魚の活性が上ってきたのか次々とアタリが出始めました。少しポイントに根がある右手の竿にはこれが連続でアタってきます。
こいつも最初はヨコスジフエダイだと思って課長にもそう伝えてましたが、黒い斑点がありません。帰って調べたところ、どうやらタテフエダイのようです。おもしろいなぁ。
30分程後、またもやツツツ―としたアタリでさっきより少し大きいのが釣れてきました。さっきのヤツは持ち帰るつもりだったので、これで家族分が確保できましたね。よかったよかった。
ところが最後の最後、全部持って行ったのは課長の方でした。納竿近くになってついに本命を釣っちゃいましたよ。大したもんだわ。
かなり可愛らしいサイズなんで課長もこれはリリースしていましたが、オッサンをその気にさせるサイズって大きくてもダメ、小さくてもダメ、それはなかなかフクザツなのでございます(笑)
-④へ続く-












