たっくう投げ釣りと日々 -21ページ目

たっくう投げ釣りと日々

大好きな投げ釣りと、日々の忘備録です。
最近物忘れが激しいのであります。

-①からの続き-

 

何とかイケるだろうと踏んで少し高さのある波止で竿を出した僕とカレイ課長さんですが、陽が傾くにつれますます風が強くなってきました。水深は5メートル程度でエサ取りもゼロ状態です(;´・ω・)。

予報をみても状況は改善の気配がありません。ここは大事を取ってクルマ横付けの港内へ移動することにしました。

 

<さっきよりはかなりマシになりました>

 

気を取り直して釣り始めますが、こっちはこっちでアタリもなくキビシイですね(^_^;)

底は完全に砂地で、手前まで寄せてくると敷石に掛かる程度です。竿先にアタリは出ないものの、餌は確実になくなっていきます。七里御浜のトビムシのように、エサ取りは魚じゃないのかもしれません。

 

時折突風が吹いて、三脚をなぎ倒すような状況が続きますね。きびしいなぁ(*_*;

 

しばらくして一台の軽自動車がやってきました。降りてきた青年は人懐っこい笑顔で僕らに声を掛けてきます。

 

この人が。。。

ガーリー山田さんでした。

 

クルマの中にはトレードマークのヘルメットが掛けてあります。うわ~本物ですわwww

予てよりSNSでカレイ課長さんがガーリーさんと連絡を取っていたんだそうで。我々が屋久島へ来ることを知って今日わざわざ来てくれたんです。

動画で観る通りのナイスガイで、僕はこういう人、無条件に尊敬してしまいます。ちなみにお父さんが僕と同い年だとか(^_^;)。ウチには男子が居ないので羨ましいですよ。

 

彼からは屋久島の釣りのこと、色んな話を聞けました。何の所縁もない島に単身移住して、そこへ溶け込んでらっしゃるのはその人柄なのでしょう。また是非お会いしましょうね、おっさんもナミフエダイ釣りたいよwww

 

******

 

さて、ガーリーさんのコメントを総合すると、僕たちは年間を通して一番釣り辛い時期に屋久島へ来ちゃったようで、まぁこれもまたいい経験です。実際気候の良い時期だと屋久島便のチケットは高価でなかなか手が出ないんですよ¥

 

初日の釣果は課長も僕も何にもナシwwwまさにスーパー・パーフェクト・ボーズでした。

 

雨風が更に強まってきたので取るものも取りあえずコテージに戻ってきました。

 

ところで上の写真の奥に見えるクーラーボックス、これコテージの備品なんですよ。何のために使うのかといいますと。。。

早朝からトレッキングに出かける宿泊客のためにお弁当を届けてくれるサービスがあるんですよ。電話で予約して、弁当代をクーラーに入れて外に出しておくと、翌朝にはお金と引き換えに弁当がクーラーに入っているというシステムです。これは釣り人にも助かりますよね。上の写真はあさひ弁当さんで、カレイ課長さんと二人、それぞれ二段弁当750円を注文してみました。翌日のお昼にいただきましたが手作り感いっぱいでとても美味しかったです。

 

一方、今日の晩御飯は昼間買った助六寿司とカップラーメン。とにかく寒かったので温まりますねキラキラ

 

**********

 

二日目の朝です

 

外へ出てみると昨日よりもまた更に風が強くなっています。雨も時折強く、霰が混じるような状況でした。結局この天気は僕らが島に居た三日間変わらなかったのですが、一番不安定だったのがこの二日目の午前中でしたね。

 

カレイ課長さんと相談して、一度島を一周してみようということに落ち着きました。色んな釣り場を見て廻ろうってことですね。

 

安房から屋久島空港を経由して宮之浦の街を過ぎるとそこからは時々小規模な集落があるだけで、ほとんどが切り立った島の外周をドライブするだけになっていきます。

 

<北向きの波止はこんな感じ>

 

島の北端を過ぎると目前の海は東シナ海になります

 

これはどういう気象現象なんでしょうね。低い雲から雨が落ちている、その左側だけ海から虹が立ち昇っているようです。

 

途中で寄った漁港。ただただ自然の力に圧倒されます。

 

島の西側は民家もなく、原生林の細いワインディングが続きます。途中島の固有種であるヤクシカやヤクサルの姿をみることができました。

 

 

実は昨夜ガーリーさんから”明日の風向きならあそこだろう”という場所を推薦してもらってたんですね。なので僕も課長も気分的に余裕があったんです。現地に着くまでは。

 

いや、正確にいうと、その場所までたどり着くことすらできなかったんです。

釣り場へ通じる道が車両通行止めになっていて、どうしようもありませんでした。近くの商店で他に道はないのか訊いてみましたが、クルマが通れる道はないと。。。。細い路地を歩いていくことはできるようですが、この悪天候の中、僕も課長もそこまでして、ってことで意見が合っちゃうのですあせるサッパリ諦めることにしました。

 

さてどうしましょう。時刻はそろそろ正午を過ぎようとしていました(^_^;)

 

-③へ続く-