最近は働くお母さんが増えたと感じていましたが、
厚生労働省が2016年7月に発表した、
「国民生活基礎調査の概況」
ではその事が顕著に現れていました。
末子が小学生になるとお母さんの7割は何だかの仕事をしている事が読み取れます。
働くお母さんは
いつも時間との戦い、
忙しく過ごす日々の中でお子さんと
一緒に過ごす時間の少なさに悩み、
勉強や習い事もよく見てあげられない。
と不安や焦りを感じているお母さんが多くいらっしゃいます。
そんな働くお母さんには子育てにおけるメリットがあります。
それは、子どもを「自立」させられること。
近くにいると、ついつい子どもが自分で出来ることにも手を出してしまいます。
近くにいて全ての事が見えていると口も出してしまいます。
手も口も出されなければ、必然的に自分でやらなければなりません。
私たち「いしど式」のそろばん教室では
準備から片付けまでを生徒さん自身が自分で行うことが当たり前。
新入生に付き添ってくるお母さんは、無意識にそろばんや鉛筆をパッパと机に並べ始め、お子さんは黙ってそれを見ているなんてこともあります。
そう、無意識に手を出してしまうのです。
更に無意識に「それ間違ってるよ」なんて答えを書く前に言ってしまったりしているのです。
無意識から、意識的に手を放し「自分でやらせる」ということが結構難しいことなのです。
働くお母さん、お子さんには自分の事は自分でやる習慣をつけさせましょう。
さらに、お手伝いの習慣もつけましょう。
そして、見えることが少ない分、子どもは良い事だけを報告してきます。
そうしたら、悪い事には片目を瞑り「よく頑張ったねと褒めてあげて下さいね。